たっくんのボードゲーム日記


ドイツボードゲームは初めてです!という方へ

と言ってみたものの、私自身も初心者です(笑)
でも皆さんよりは、たぶんほんのちょっとだけドイツボードゲームについて知っています。

ドイツのボードゲームやカードゲームってどんなものなんでしょうね?

人生ゲーム?

まあ、あれも立派なボードゲームですよね。

でも、ドイツのボードゲームってコマが木製だったり、カードやボードが
とても美しくデザインされていたり、そういうコンポーネントを手に取っただけで
大人さえもウキウキさせてくれるものがあるんです。

中にはインテリアとしても十分と思えるものもあったりします。

百聞は一見にしかず、例えば"カルカソンヌ"というゲームをちょっと見てみてください
ちなみにカルカソンヌというのは、南フランスに実在する城塞都市で あのモン・サン=ミシェルと並ぶ一大観光都市です。 カルカソンヌというのは、こんな風に書きます
赤いマークはドイツ年間ゲーム大賞という賞を受賞した作品(ゲーム)にのみ表記されるロゴで この作品は2001年の受賞作です。 ※ゲーム大賞ノミネート作にも同じロゴが表記されますが、その場合は"NOMINIERT"と書かれます ゲームの箱には大抵の場合、作者(デザイナー)の名前が表記されるのも大きな特徴です。
もはや、これはゲームというよりは1つの芸術作品と呼んだ方が正しい認識のように思います。 もちろんメーカーの名前も表記されています。
このロゴは、ハンス・イム・グリュック出版というメーカーのものです さて、中身ですが
木製のコマです 丁寧に仕上げられた木製のコンポーネントというのは、独特の魅力があります。
得点ボードです。ゲーム中で獲得した点数をこれで記録します。
紙製なのですが、とても美しいデザインですよね。 それに紙とは言ってもとてもしっかりした硬質の素材で、非常に高いクオリティと言っていいと思います。
そしてタイル。こちらも紙製ですが、もちろんボードと同じレベルの品質です。
タイルには、草原の中に教会や道
あるいは街が描かれているタイルもあります
内容としては、これらのタイルを並べて大きな街や道を作っていくゲームです
詳しくはカルカソンヌのレビューページをご参照下さいませ。 まあ、とりあえずそんな感じですね。 そしてコンポーネントの出来以上に、ゲームの内容も素晴らしくて面白いです。 世の中には「こんなに楽しいものがあったんだ」と、きっと思わせてくれることと思います。 その理由の1つに、奥の深さというものがあります。 今度はこういう作戦でやってみようとか、今回はあの手が失敗だったとか 時の運もあるけれど、決して運だけで勝敗が決まらないところに深い面白味があるのです。 なんか難しそう・・と思ったアナタ! 大丈夫、多少トンチンカンなプレイをしてしまっても ゲームが壊れないように工夫されているんです。 そして1回やってみれば、次はもっとうまくプレイしてみたくなることでしょう。 子供も大人も年配の方も女性も男性も初心者も経験者も、みんなが1つのものに夢中になれる そんな素晴らしいものなんです。 「じゃあちょっとやってみようかな?」と思えてきたでしょうか。 でも星の数ほどあるゲームの中から最初にどれを選んだらいいのか なかなか分からないですよね。 そこで、、こういう人にはこのゲームをおすすめします!というのをちょっとご紹介します。

カルカソンヌ

45~60分 2~5人 中量級
先ほどご紹介した通り、とりあえず漠然とドイツゲームがどんな感じのものか知りたい
という人にはこのカルカソンヌをお勧めします。
プレイ人数も2人から楽しめて、時間もそこそこ重さも程ほど。
手軽に楽しめる割に色々バランスがいいゲームなので、このゲームを基準に
もっとガッツリやりたいとか、もっとお手軽なのがいいとか
次のゲーム選びに繋げていけばいいと思います。

カタンの開拓者たち

90~120分 3~4人 重量級
ドイツゲームの金字塔的存在なので、真髄を味わいたいという方はコレをどうぞ。
ただし、ルールは若干複雑で人数も3人~なので少々敷居は高いです。
しかしドイツゲームをやりこんでいけば、遅かれ早かれプレイすることになるでしょう。
交渉ゲームなので、そういった点においても対象年齢は若干高めです。
これで面白かったら、レーベンヘルツエルグランデプエルトリコも良いと思う。

チケットトゥライド ヨーロッパ

60分前後 2~5人 中量級
カルカソンヌと双璧を成すと言っても過言ではない、初心者キラーゲーム。
非常に面白さが分かりやすい。マップが起伏に富んでいて、シリーズの中でも
1,2を争う出来の良さ。手にカードをたくさん持つことになるので
カルカソンヌより手元がにぎやかになるのがいいところであり難点でもある。。
ファミリーゲームとして抜群の完成度なので一家に1つあっても損はしない。
これで慣れたら、メルクリンへ進んで欲しい。

ハゲタカの餌食

10分 3~5人 超軽量
年配の方でもルールが分かりづらいことは無い、超シンプルな心理戦ゲーム。
人数が3人~となっていること以外には障害になるものは皆無。
とにかくお手軽なものを、という人にはコレをオススメしたい。
これで慣れたらもう少し重めのゲームにも挑戦して欲しい。

おばけキャッチ

20分前後 2~8人 超軽量
5歳くらいから遊べるゲームとしては、これがイチオシ。
もちろんルールは超簡単で、その割に大人も本気で楽しめる。
ちょっとひねりの効いたカルタだと思って間違いない。
親子で楽しめるものでいて、抜群の面白さがあるので
ここから始めてもいいと思う。

にわとりのしっぽ

20分前後 2~4人 軽量級
こちらも子供向けゲームで、ざっくり言うと神経衰弱。
たった12枚のタイルが大人でもなかなか覚えられない。
おばけキャッチは判断力と反射神経の勝負なので
じっくり考えるタイプの子にはこちらが良いと思う。

モダンアート

40分前後 3~5人 中~重量級
競りゲームというものを体験してみたいという人にはこれ。
これ1つあれば他の競りゲームは要らないんじゃないかと
思ってしまうほどの傑作。
さっくり終わる割に密度は濃いので、何度もプレイしたくなる中毒性がある。

コリドール

20分前後 2~4人 軽~中量級
フランスのギガミック社からは、シックで高級感のあるアブストラクトゲームが
いろいろ出ているのだが中でもこのコリドールはオススメ。
オール木製でインテリアとしても良い雰囲気がある上にゲームとしての
抜群の面白さも兼ね備えている。

ワードバスケット

5分くらい 2~8人 軽量級
国産ゲームならやっぱりこれがオススメ。もちろん他にもいいゲームはあるんだけど
他のゲームとはちょっと一線を画しているような気がする。
得手不得手がちょっと出やすいのが面白さでもありたまにキズでもある。
でもハマるひとは、とことんハマる。知育ゲームとしてもいいと思う。

ケルト

45分~60分 2~4人 中量級
正直なところ、一番最初にやるゲームとしてはどうかな?と思うのだが
2つ目、3つ目くらいにやるには良いんじゃないかと思う。
ジレンマ、爽快感、手軽さ、分かりやすさに美麗なコンポーネントと
クニツィアのゲームの中では、個人的に一番好きな作品。

ペルガモン

45分~60分 2~4人 中量級
重すぎず軽すぎず、ほどほどのプレイ感で面白さも分かりやすく
アートワークも凝っている良作。
非常にプレイしやすいので、最初に遊ぶゲームとしてもオススメ。
若干、運要素が強めの印象だがしっかり考えどころやジレンマもある。

インフェルノ

15~20分 3~7人 軽量級
UNOをプレイできる人なら、何の問題もなく遊べます。
そしてUNOの少なくとも5倍の面白さをお約束します(少し言いすぎか?^^;)
非常にお手軽に盛り上がれます。まあとにかく一度やってみて欲しい。

まあ、徐々に自分に合っているタイプのゲームやデザイナーを見つけていって欲しいと思います。
それこそ、一生かかってもとても遊びきれないほどのゲームがあるので必ずお気に入りのゲーム
というのは、いずれ見つかると思います。

是非、ボードゲームの世界を堪能してもらえたらとても嬉しく思います。



女性の方への初めてのボードゲーム
ボードゲームは初めてという女性にオススメのゲームってある?と相棒に聞いてみました。

ディクシット

45分~60分 3~6人 中量級
とりあえず相棒の口から、いの一番に出てきたのがコレ。
女性は、おしゃべりを和気藹々と楽しみたい人が多いから良いんじゃない?とのこと
ガチバトルとは無縁のコミュニケーションゲームであるし
お互いの発想を楽しくお話しながらプレイできるというのがすごくいいみたい。
ルールもすごく簡単だし、別に女性向けと特別なくくりに入れなくても
誰でも楽しめるゲームかもしれないなぁ。やっぱりこれは傑作。

おなじはど~れ

10分~15分 2~8人 超軽量級
2枚のカードを全員で顔を寄せて覗き込むことになるゲームなので
そういう「距離感」が良いとのこと。子供ゲームなのでもちろんルールは超簡単だし。
逆にむさくるしい男同士でプレイするのを想像すると
「野郎同士の顔が近寄るという図は、なんかちょっと・・」とのこと
でも女の子同士なら、そういうのもいいんじゃない?と
あと、女性の方が色の認識力は高いから楽しめるとの弁なのだが、真偽の程は不明。。
似たタイプのゲームで、おばけの試験カードゲームも良いと思うと言ってました。

ケルト

45分~60分 2~4人 中量級
上記の2つに比べると、ややルールが難しいんだけど「すごろく」とトランプの
「七並べ」を知っていれば、問題ないレベルの難易度だと思います、とのこと。
面白いのはもちろんのこと、ボードのデザインが美しいことを推してました。
やっぱり女性は、デザインも重視するでしょ?と、カードも淡い感じで好感度高いらしい。
確かにいいデザインであることは同感。願いの石は争奪戦だけど、基本的には
他のプレイヤーから妨害されることもなく、自分のペースで進められるのもいいみたい。
でも、捨て札の状況やボード上の状況、他のプレイヤーの石の状況等
程よく他人と絡むので、自分のことばっかり見ていればいいわけでもない。
その絡み方の程度が、実に丁度いいというか心地いいんだと思う。

ねことねずみの大レース

20分~30分 2~4人 軽量級
友人(女性)宅に持っていってみたら、相棒と3人で「ネコ来た~~!!」とか言って
盛り上がってました。
それ以外にも、「ネズミかわいいー」とか言ってたので、少なくともコンポーネント類は
ストライクゾーンだったみたい。
プレイヤー同士が、チーズを奪い合うライバルというより、ノンプレイヤーのネコという
共通の敵から逃げる仲間のような感覚になるので、ガチンコバトルにならず楽しめます。

たっくんのボードゲーム日記