たっくんのボードゲーム日記

No.491
囲碁
Igo
プレイ人数:2
プレイ時間:約90

ルール難易度 ルールは簡単かな
日本語化 不要

囲碁って言うと、ちょっと地味で小難しいイメージでしょうか。
将棋よりも競技人口が少なく、ルールは将棋よりも簡単なんだけどなんだかよく分からんと思われている方が多いんじゃないかと思います。

そういうなんだかよく分かりにくい囲碁ってどんなゲームなのか、ちょっと紹介してみたいと思います。
私自身も囲碁の魅力についてちゃんと理解できてるのか、若干怪しい気もしますけど^^;

とりあえず、碁盤(ボード)と碁石(コマ)です。


ホントは19路盤という、これより4倍くらい大きいボードを使うのだけれど難しすぎるので写真の9路盤ベースで紹介してみます。


囲碁は2人用ゲームで、まず両プレイヤーは白石もしくは黒石のどちらかを選択します。
手番は黒番のプレイヤーからです。 ちなみにチェスは逆で白から指し始めるんですよね。

自分の番では、碁石を1つ碁盤の上に置きます。
置ける場所は線と線が交差しているところです。


ルール上は線が交わってるところ(端も含む)ならどこにでも置くことができます。


で、交互に1つずつ石を置いていって、囲んだエリアの広さを競います。



空いている石を置けるポイントの数が点数です。


これなら12点。

しかし、同じ12点でも盤上の真ん中に作ろうとすると囲むのにたくさんの石が必要ですよね。



端をうまく利用すると少ない石で陣地を囲むことができます。




では、端をうまく囲むのにどういう風に置いていこうかと計画を考えるわけで

このへんでしょうか?



白も似たようなところに置いてきました。
黒は、2手目で最初に置いた石にくっつけて置いてみましたが、、



白は1つ間を空けて置いてきました。



互いに3つずつ置いたところです。


まだ3つしか置いてませんが、なんとなーく、白は盤上の上の方から右の方にかけて黒よりも広めの陣地を確保しつつあるように見えますね。


じゃあ、ということで黒の2手目でより広い陣地を確保すべく最初の石から2つ分空けて置いてみます。



そうしたら、白が間に割り込んで入ってきました。


こうなると最終的にどのへんがどちらの陣地になるのか分からなくなってきます。


つまり、月並みですが
石と石をくっつけて置くと堅いけれど、大きなリターン(陣地の広さ)は望みにくい。
逆に離して置くと割り込まれる危険性が上がるけれど、成功したときのリターンも大きい。


とりあえずそういうジレンマというか面白さがあると思う。


次に、囲碁の最も重要なルール。相手の石を囲んだら取れる


斜めは囲む必要はなく、縦と横方向だけでいい。



盤上の端なら、3個とか2個で囲めることもあります。




取った石は1個1点です。

ついでに、相手の石を取り除いて出来たエリアも自分の陣地として点数になります。

つまり、石を取るとその石は1個1点、石を取り除いて出来たスペースも1つ1点(になるかも)ということで非常に美味しいです。
決してそれほど単純では無いんですが、石をたくさん取れれば有利に働くことが多いです。


あと1個置いたら石を取れる、という状況のことを「アタリ」と言います。


これももちろんアタリ。


赤矢印の場所に白石が置かれれば、黒石は取られてしまいます。

まだ石が置かれていない場所なのに、石を置いてはいけないと決められていることが1つだけあります。


いわゆる、自殺手です。完全に石を囲まれてしまうような状況になってしまう場所に石を置くことはできません。

別に難しくは無いですよね。むしろ、当たり前というか・・


じゃあ、こういう状況ならどうでしょう?


真ん中に1つだけ空いたスペースがありますが、ここが埋まると白と黒の石が同時に囲まれることになります。

しかし・・・

たとえば、白がこの1スペースを埋めたとすると



黒石4つを取ることができてしまいます。



でも同じスペースに黒石が置かれた場合は



今度は白石が取られてしまいます。



ここがちょっとポイントで、一見、自殺手になってしまう場合であっても
その場所に石を置くことで相手の石を囲んで取ることができるなら置くことができます。

最後の1スペースを埋めた方が勝つといったところでしょうか。

■打って返し

上記のルールを踏まえて、ちょっとだけ実践的な状況を紹介します。

こんな状況で、白の手番だとするとどこに打ったら良いでしょうか?



ここに打つと、黒石2個がアタリになりますが



そうなれば当然、黒は石と石をつないで逃げようとします。



しかし、こう置くとどうなるでしょうか?


白は自らアタリになる場所に石を置いてしまいました。
しかし、完全に囲まれた場所に打ったわけではないのでルール違反(自殺手)ではありません。


黒がその石を取ってみます。



取られました。しかし、残った石の形を良く見てください。



もう一度、同じ場所に石を置いてみると・・あれ?



黒石3つを囲めてますね。なのでこれは自殺手ではなく、その黒石3個を取れてしまいます。


敢えて、石を1つ捨てることでその後の有利な状況を作ることができました。

「打って返し」もその1つです。


では、ついでにもう1つ例題を。
この状況で白番はどうしたら良いでしょう?



ここに打ってみます。



すると黒は逃げようとします。ついでに、置いた白はアタリになってますが白はどうしたら良いでしょう?



敢えて、アタリになっている白石はホッタラカシにして、ここに打ってみます。



その結果、白石1つ取られてしまいました。


白は失敗してしまったのでしょうか?


しかし、ここに置くと、あれ?実は黒石5個がアタリになってます。


このあと真ん中に空いている、さっき取られた白石があったところに打つと黒石5つを囲めますね。
置くことで相手の石を取れるので、これも自殺手ではなく置くことができます。




それではたまらんと、黒はつないで逃げようとしても。。



逃げきれません。これで黒は全滅です。



じゃ、こんな状況はどうでしょう?


白は一応黒に囲まれていますが、真ん中に空いている場所があるのでまだ石を取られたりはしていません。


でも、その残った1つを埋められてしまうと、これまでの例と同様に白石を全部囲むことができたとみなされます。


そうすると、白石は全部取られてしまいます。



それなら、スペースが2つあったらどうでしょう?



この場合は、片方のスペースに石を放り込んでももう片方が空いているので白は取られません。
それどころか黒は、完全に囲まれてしまう状況を作ってしまうのでこれは自殺手となってしまい、この場所に石を置くことはできません。


この空いたスペースのことを「眼(め)」と言います。

1眼では生きられませんが、2眼以上確保できるとその石は「生きる(取られない)」ことができます。


端をうまく使えば、少ない石でも2眼を作ることができたりします。


この白石6個はもう取られることはありません。

2眼を作ったら生き。それなら、石を取るため(殺す)には、2眼を作らせないようにすれば良いですよね。


これなら黒はどうしましょうか?


黒はここに打つと良さそうですね。



2眼を作るための「急所」に石を先に置かれてしまったため、白は2眼を作れず取られてしまうことになります。




相手の陣地で生きる 九路盤で打つとけっこうありがちな、盤面真っ二つという状況です。 白の方がエリアが広いので、これなら白の勝ちが濃厚です。 じゃあこれならどうでしょう?さっきよりも白の陣地が広いです。白の圧勝かと思いきや・・ こんなところに黒が飛び込んできました。 もしこのあと、黒が2眼を作ることができたら白の陣地は大きく減ることになってしまいますね。 では、また違った状況を。白が6個、黒が5で実戦とはちょっと違いますが、黒番だとします。 さて、どこに置きましょうか。 盤面の左側が比較的、どちらの陣地になるか未確定要素が多そうな感じなので先手を打ってこの辺りに置いてみるのが良いかもしれません。 しかし、右側も決して安泰ではありません。 こんな風に白が侵出してきたりしたときに ここに置いて白の侵出を押さえたつもりでも 白にここに置かれると、石と石の連絡を切られてアタリを2つ同時に作られてしまいます。 こうなってしまうと黒にとっては、かなりマズイ状況です。 そうなってしまわないように、押さえるのではなく下に伸びて対応します。 で、白もさらに侵出をたくらんで伸びてきたりします。 ようやく完全に塞ぐことができましたが、黒はけっこう領地を減らされてしまいました。 黒が◯の位置に置いた状況に戻って、、白はこんなところに挟みつけて置いてくることもあるかもしれません。 アタリを同時に2つというのはマズイので、黒は石をつないで対応します。 すると、白はここに置いてきました。 なんかさっきよりも大きく侵出されてしまいそうな雰囲気がしますね。 それはイヤだということで、先にこっちに置いてみると 1つだけですが、アタリをつくられてしまいました。 もちろん繋ぎますが、白も3つの石を連結してしまいます。 右側の黒2個は取られること必至で、青の線で示したこの辺は白の陣地になってしまうことが濃厚ですね。 ■コウ ・相手より広い陣地を作った方の勝ち ・交互に石を1個ずつ置く ・自殺手はダメ ・相手の石を囲んだら取れる(取った石は1個1点) 次に重要なルールを挙げるとしたら、コウでしょうか。 というより、このコウでルールとしてはほぼ全部と言っても過言ではありません。 ※細かいことを言えば他にもいくつかありますけどね。 さて、そのコウですが、こういう状況のことを言います。 黒がアタリになってるので、白はここに置いて黒石を取ることができます。 でも、取られた直後にもう一度置いて取り返すことは禁止されています。 取り返すことができるのは、取られた直後の次の手番以降 つまり、取り返したいなら一度別の場所に打ってからにしてね、ということ。 これは、延々と同じ状況が続いてしまうことを防ぐためのルールですね。 ■セキ これはルールというよりは、自明の理という感じがしなくもないですが たとえば下記のような状況。 「最後の1スペースを埋めた方が勝つ」というルールがあるので、2つ空きスペースがある状況では先に手を出した方が負けてしまいます。 もうそろそろ、話がくどくなってきた気がしますが、ここに黒が石を置けば。。 白は黒石を取ることができます。 その後、黒がこんなところに置いてきても 白は確実に2眼を確保することができて生きることができます。 もちろん、白と黒の置く場所が逆になっても状況は変わりません。 連続した空きスペースが4つ確保できていれば、2眼を作れるんですね。 でも、こんな場合はちょっと事情が違います。 黒がここに置くと 白は、ここに置いて・・あれ?2眼できてますね。 この場合は白は「生き」です。 では、こっちに黒を置いた場合は? なんだ、結局同じでしょ?と、白を置いてみますが あれれ?黒に取られてしまいました。 実はさっき置いた白、アタリだったんですね。 しかも、これもれっきとした「コウ」なので、白は直後の手番で取り返すことができません。 残った1スペースに黒石が置かれてしまうと、白石は全滅です。 とまあ、これだけ狭い場所でもいろんなドラマが発生します。 そういうのが少し分かってくると、最初は9路盤ですら広大すぎるように見えてきます。 最初は6路くらいから練習してみるのが良いかと思います。 これくらいならどこに打てば良いのか、なんとなくでも見えてくるかなと。どうでしょうか?^^;
プレイ記
さっきちょっとコンピュータと打った9路の棋譜から、私は黒番です。

コミは6目半です。 ※囲碁では1点のことを1目(イチモク)と数えます。
コミというのは、ハンデのことで囲碁は先手番が圧倒的に有利なので白はあらかじめ6.5点を最初からもらうことが多いです。 半目(0.5点)の意味は、同点のときは白の勝ちにしましょうということです。 つまり6目差までなら白の勝ち、7目差以上になったら黒の勝ちです。 たとえば、盤面(と取った石)の状況で黒が7目勝っている状況なら、コミの6.5を引いて、黒の半目勝ちとなります。
ちょっと前置きが長くなりましたが、黒番の私から打ち始めます。 白は左側、黒(私)は右側に陣地を作っていきますが、前述の6目半のコミがあるので黒はより積極的に陣地を拡大していく必要があります。 実際に盤面で見てみると分かりますが、6目半というハンデはけっこう強烈です。 ということで、右上から左下にかけて大きな陣地を作るべくここに打ってみます。 白が割って入ってきました。 いよいよ本格的に戦闘開始です。 割って入ってきた白石に対して、右側から押さえて対処します。 左側は、敵のコマがあるので数的に不利なためです。 白は、左側に伸びて、味方の白石と連絡を確保します。 この「味方の石と連絡する」というのが2眼をつくるのと同じくらい、生きるために重要です。 しかし、それはこちらも同じ。石と石の連絡を切られては苦しいので、こちらも同様に石と石の連絡をつくります。 このあと、白はさらに果敢に割って入ってきました。 ここはこちらが有利と踏んで、切っていきます。 でも切られた白も簡単には取らせてくれません。 伸びてくる白を押さえます。これがもし生きてしまうと、黒に勝ちはほぼありません。 ハネてきたので 伸びて対処 ここで、白はいったん右側の石を諦めて、こちらを伸ばしてきました。 みると、左上にけっこう大きなスペースがあって、ここもほっておくわけにはいきません。 こちらも併せるように伸ばしておきます。 そうしたら、こちらの頭を押さえてきました。 ここで、左下のところをハネる手を選択してみます。 一見、地味な手ですが 仮に、逆側に相手にハネられた場合との差を見るとどうでしょうか? そうすると、白がこんな風に侵入してきました。 あれ?こんなの切っちゃえばいいじゃん?!と思ってしまうかもしれませんが、 でも良く見るとこの状況で、盤面の中央に打ってしまうと黒石が自分からアタリの状況を作ってしまうことになります。 なので、ここは下から受けるしかありません。 白がつなぐと、隣の黒2個がアタリになるので黒も繋ぎます。 白が左下を押さえてきました。 コミのことを考えると、ここで左下の石をつないでいては勝ちは薄いと考えて ここに打ちます。 狙いの1つとしては、次に左上にハネますよという脅しです。 白もそれを察知して、先手を打ってハネてきます。 しかし、さっきの手のもう1つの狙いがここの切り手です。 これで白石5つをアタリにすることができます。 これを取られては白は負け確定なので、もちろん繋いできます。 ここでこちらは、切った石を左に伸ばします。 これで左下の白石3つは、もはや安泰ではありません。あわよくば取ることができるかもしれません。 そうしたら、白は右上の黒4つを取りにきました。 もちろん対処します。 白も2つ同時にアタリになってしまう箇所を埋めてきました。 それに対してこちらは、ここに打って右上の黒石の強さを補強しつつ、隣の左の白石の塊を脅かします。 白は、ここを切られてしまうと石を取られてしまう可能性が高いのでつないできます。 常に盤面全体を見渡して、攻め所を変えていきます。 右上のところをハネてきました。黒、けっこうピンチです。 今にして思うとちょっと失敗だった気もしますが、ここで上から押さえるのではなく相手側からアタリを作ってみます。 自分の置いた石もアタリになっちゃいますけどね。 意味合いとしては、捨て石を取らせることで相手の石でスペースを埋めてもらう、「打って返し」に少し近いかもしれません。 そうしたら、そこは無視して左上から攻め込んできました。 ならば取っちゃいます。 でも白は、さっきハネた石を足がかりにしてさらに侵入してきます。 でも、ここで押さえる手があります。 そうすると、白石はアタリになるので 白はつなぎます さらに白石を追いかけます。また白石をアタリにできます。 それと同時に、右上に1眼を作ることに成功しました。 もちろん2眼無いと完全な「生き」ではありませんが、眼無しよりは1眼でもあったほうが強いです。 アタリになってる石を取られてしまうと、完全に2眼できてしまうので、ここも白はつなぎます。 それに対して、こちらはここに打ちます。これで右側の白石5つは確実に取ることができる状況になりました。 白は今度は、左下の石を生きようとしてきますが これでまた白石3つ、アタリです。 当然ここも繋いできます。 で、これだと左下の白石5つは、黒石1つを切る手があるので、このままではその上のこちらの黒石3つでは強さ的に負け気味です。 そこで、まずは黒石の戦力強化を図ります。 具体的には、より殺されにくい強い石の形を作ります。 同時にこの1手はその隣の巨大な白石の塊の安全を脅かす手でもあるので、そういう意味でも白はこれをほっておくわけにはいきません。 こう対処してきました。 ここでハネです。これが強力な1手で、もしここで逆に白にハネられるか右から押さえられたときのことを考えると天地の差があります。 白は下がってきました。まあこうするしかないですね。 左の黒石の強さがある程度確保できたところで、今度は左下の白石への攻めに転じます。 ちょっと妙な手に見えるかもですが、ここはこうしておくのがいいかなと思います。 白も生きるのに必死ですが・・ まあ、もう無理ですね。この白石もほぼ取れるでしょう。 白の最後のあがきw こちらは、石と石をつないで連絡を確保します。 捨て石をしてきましたが もはや無駄です この辺りで投了してきました。 一応、最後まで打つとこんな感じになりますかね。 取った石も1個につき1目なので、圧勝という結果でした。

評価・・・

※評価の基準についてはこちら
うまく伝わったかなぁ?

とは言うものの19路はあまり打つことはなくて、短時間で気軽に遊べる9路をスマホでコンピュータ相手にということが多いです。
父親が囲碁好きで、子供の頃いろいろ教えてもらったけれど良く分からないまま19路で言われた通りに石を置いているだけという感じで正直なところ、当時はそれほど面白いと感じたこともなかったように思う。

とりあえずルールは理解できたけど。

で、この歳になってからいろいろなボードゲームを遊ぶようになって、よく考えたら囲碁もボードゲームの一種だよなって思って、それなら一緒にボードゲームも楽しめるかなということでいろいろ一緒に遊んでみると、コリドールとかオイそれはオレの魚だぜ!あたりはけっこう本気になって楽しんでもらっていたように見えた。

シンプルでルール量が少なく、でも奥深くっていう点は囲碁と良く似てて合っていたのかなと。

ツイクストあたりも良さそうかなって思ったのだけれど、ルールは簡単でも今から新しいものを深いところまで追求してっていうのはなかなか難しいところもありそうって思う今日この頃なわけで。

ここでふと思った。


今まで、ずっと自分視点で「囲碁ができるならアナログゲームもできそう」って考えてた。
でもだったら「アナログゲームが楽しめるなら囲碁(などの伝統ゲーム)もできるんじゃない?」って思うようになった。

大人になるまでほとんど上達はしなかったけど少なくともやったことのある囲碁は、昨今の強いコンピュータ(特に九路盤は強い)を相手に1日30分くらいだったと思うけれどちょこちょこ楽しみながら練習していたら、1〜2ヶ月も経つ頃にはある程度レベルアップできたんじゃないかというのを感じることができた。

なんだ、ちゃんとやってみればちゃんと楽しめるじゃん、と。

個人的にチェスバックギャモンとはそのあたりが大きく違った。
※これらは、そういう下地がなかったので本当にゼロから始めてる感じ。


9路盤なら10〜15分。長くても30分ほどで遊べるのでちょっと空いた時間に気軽に繰り返し遊べる(勉強できる)。 ちなみに13路なら30分前後かな、意外と重さ的には9路とそれほど変わらない。 でもプレイ感はかなり違う。 13路と19路は、打っててそれほど大きな違いは感じない。 13路である程度できれば19路も問題なく楽しめると思う。 具体的にどのへんが違うのかというと、9路はもうゲームが始まった瞬間にクライマックス的な局面を迎えてて1手のミスがそのまま命取りになる。 それが13路になると、序盤〜中盤戦というのがしっかりあってそのあたりでうまく打つ技術はたぶん9路では十分に身につかない。 でも、いきなりクライマックスという性質は良く捉えれば無駄なところがなくて美味しいところだけ楽しめると考えることもできて、これはこれで9路盤の大きな魅力かなと思う。 盤が狭いからといって、奥深さ的に魅力が落ちるかというとそんなこともなく9路専門でやっても良いんじゃないかと思ってしまうくらい。 少なくとも、石をどうやって生かすか、相手の石をどうやって追いつめるかという練習にはなる。 生きた詰め碁という感じだろうか。 でもそろそろ、13路ももう少したくさんやってみようかなと思っているのだけれど、手持ちの囲碁ソフトは13路だとちょっと弱すぎて・・・どうしようかなぁという感じ^^:
囲碁ってゲームは奇跡の産物だと思う。 これほどの奥深いゲームが、これほどシンプルなルールと用具で成り立っていることをいろいろ考えるとそう思わざるを得ない。 将棋やチェスなどもルールのシンプルさでは囲碁に敵わない。 逆に、囲碁の欠点としては、どっちが優勢なのか前述のゲームよりも分かりづらいというのがあると思う。 ある1個の石が、どのあたりまで影響を及ぼしているのか? この石は死んでいるのか生きているのか? 厳格でシンプルなルールとは裏腹に、戦況は実に曖昧に遷移していく(ように見えやすい)。 そういう「ちょっとはっきりしないものが多い」というのが魅力なのかなぁとも思えますけどね。 有段者の方に言わせればたぶん分かってないことだらけだと思いますが、ご容赦ください。 2015/09/28
JohnnyBet



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