たっくんのボードゲーム日記

No.354
ツイクスト
Twixt
プレイ人数:2
プレイ時間:約30

ルール難易度 ルールは簡単!
日本語化 不要

2人専用のシンプルなアブストラクトゲームです


赤か黒かどちらか1色を選んで手元に置きます


レンチみたいな形してるのをブリッジ
コロコロローラーみたいなのをペグと呼びます。



さてボード。プラスチック製です。


ボードの上下左右の端に黒と赤のラインが引かれています。

そして、穴がたくさん開いてます。


手番が来たら、手元からペグを1つ取ってボード上の好きな穴に挿し込みます





基本的に手番でやることはこれだけなのだが


こんな感じで将棋の桂馬(チェスのナイト)の動きと同じ位置に差し込んだペグ同士は



ブリッジで連結できます。




で、例えばこうなったら黒の勝ち。
たぶん、こんな決着の仕方をすることは無いと思うけど。


つまりペグとブリッジを使って
ボード上の自分の色のライン同士をつなぐことを目指します。


手番が来たら、ペグを1つ挿すのは必須でブリッジで連結するのは任意。
複数のペグ同士を一度に連結しても良いし、ブリッジが足りなくなったら移動するのもOK。


ただしブリッジ同士を交差させてはいけません。(自分のブリッジも含む)




あと、これもダメ


相手の色のラインの外側の穴にペグを挿すことはできません。


黒のラインの外側には黒のプレイヤーのペグのみ挿すことができます。


逆に言うとラインをまたぐことで、つながったとみなされます。


手番は赤のプレイヤーから始めます。





Randolph, Alex

評価・・・

※評価の基準についてはこちら
見た目通り、ガチンコアブストラクトの陣取りゲー。

相棒とやってみたのだけれど、ちょっと勝負の体を成してなかったので
別の人とやったらプレイ記と再評価をあらためて書こうかなと。

でも十分面白かった。

とりあえずではあるけれど、これはAを付けておこうかな。

コリドールあたりよりももっと洗練されてるシンプルで分かりやすいルールでありながら
とても奥深いものを感じる。まだたぶんそんなに良く分かってないと思うけど。


コリドールは、手番でできることがコマを動かすか壁を置くかの2択だけれど
ツィクストの場合は、ペグを1つ挿すだけ。
ペグを挿す場所さえ決めてしまえば、ブリッジを置く部分に関してはほとんど考える余地は無いので。

つまりペグを1つ挿すというだけのアクションが
自分のラインを作るためであり、相手のラインを妨害するためでもある。

そして、それらのための布石にもなる。

それでいながらにして分かりやすいんですよね、今どっちがどの程度有利なのかが。

囲碁や将棋、チェスなんかだと、パッとみただけじゃ素人にはどっちが今有利なのか
さっぱり分からないと思うんですよ。

まあ、その分さすがに奥深さという点ではもしかしたら、それらのゲームには及ばないのかもしれないけれど
少なくとも格段に遊びやすくはなってる。見た目と目指すものがとても分かりやすいから。

でも1つずつ順番につなげて伸ばしていくだけじゃ、うまい人には勝てないことも自然と分かってくる。
その流れのスムーズさが素晴らしいと思う。

相棒も少なくとも3回目にやったときには、1回目よりも格段にペグを挿す位置がうまくなってた。

これ、アブストラクトのお手本ですね。

綺麗な高級感ある木製コンポーネントで作り直して欲しいなぁ。

2013/03/02


JohnnyBet



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