No.596
キャベツ鑑定
Cabbage Inspectors
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プレイ人数:2 - 5人
プレイ時間:約20分
プレイ時間:約20分
ルール難易度 普通、特に難しい点は無い
日本語化 不要
1色5枚ずつのキャベツカードとお金です。 カードの構成は -30, -20, -10, +10, +20(STOP) です。 お金は1人200ずつ持ちます。 カードは1色選んで、よくシャッフルし、自分の前に伏せて一列に並べます。 カードの順番を変えることはできませんが、どこに何があるか確認することはできます。 カード列の左端のカードを伏せたまま少し前に出します。 前に出されたカードをめくって、マイナスのカードだったらそのプレイヤーからお金がもらえます。 例えば、水色のプレイヤーのカードをめくって、-10 だったとすると、このプレイヤーから10金もらえます。 続けて他のプレイヤーのカードをめくることもできます。(途中でやめても良い) -30 をめくることができたら 30金もらえます。 プラスのカードをめくってしまった場合は、逆にそのプレイヤーにお金を支払わなければならない。 さらに、+20 にはSTOPが付いていて、もうそれ以上めくることができなくなります。 全員のカードをカードをめくるか、+20(STOP)をめくるか、途中でめくるのをやめるかしたら1ラウンド終わりです。 1ラウンドでカードをめくる役(キャベツ検査官)ができるのは1人だけです。 スタートプレイヤーから順に、検査官になるために出しても良い金額を宣言していきます。 前に宣言されたプレイヤーよりも高い金額を宣言するか、パスするかを行って、最後までパスしないで残っていたプレイヤーがキャベツ検査官になります。 ※宣言したお金は場のストックに支払います。 検査官のカードは横向きにします。※このカードはめくられることがありません。 2ラウンド目は、左から2番目のカードを少し前に出します。 1ラウンド目と同様に、競りを行って検査官役を決めます。 競りは、前ラウンドの検査官役プレイヤーの左隣から始めます。 そんな感じで5ラウンド目まで行ったら、最初と同じようにカードをシャッフルして10ラウンドまで行います。 もちろん、最後に残った金額が多いプレイヤーの勝ち。
評価・・・
※評価の基準についてはこちら
おそらく5人プレイがベストと思われるけど、4人も全く問題無し。プレイ感は若干変わるけど3人も大丈夫だった。 競りに勝った人が、各プレイヤーのカードをめくっていくところは 髑髏と薔薇 っぽい。 そして実際のプレイ感も似てる感じがある。面白い。 あとは、なんだかよく分からないものを競ってる感じが 袋の中の猫フィロー をちょっとだけ彷彿とさせるところもあるかな。 頑張って大金差し出して競りに勝ったのに、+20を引かされた時の悲しさというか悔しさが出てきて、これが自然と笑いを誘う。 自分のカードは+20なんだけど、敢えて競りに参加してみたり、入札の仕方ひとつで結構色々な思惑が交錯するのが面白い。 それと、+20だからと言って常に引かせるのが良いとも限らなさそうなところも良い。 というのも、+10, +20 が早々にオープンになってしまうと、残りはマイナスカードであることが確定してしまい、こうなるとかなり不利。 最初のラウンドのカードが +20 の時は敢えて検査官を競り落として、+20を最後まで見せない方が良いのかもしれない。 あとは、競りを最後まで粘ると、-30 とか -20 なんじゃ無いのか?と思われてしまい、競り負けると、最初にめくられやすくなる。 +20 がめくられればそこでストップなので、もし+20があると読めれば、 -30 なんだけど敢えてさっさと降りて、「+20だぞ」とアピールしてみるとか。 ブラフとか、読みがありつつ、単純な心理戦だけではない戦略性もある。 収支の計算がわかりやすいので、案外競りゲームの入門としても良いのかもしれない。 まあ、落札金額を支払った挙句、さらに支払わされるとか理不尽なことも起きるんだけど・・ 1枚目、-20、よっしゃー 2枚目、+20、・・・・・・ こんな感じになると、もらった20金がそのまま右から左になってしまう。 ※ウチではこれを「キャベツロンダリング」と呼んでいますw 前述したように、+20 が1枚目になってしまうとそれだけでちょっと不利な感じがあるので、任意のカード2枚の位置を入れ替えられる選択ルールがあるんだろな。 入れてやってみたことないけど、今度やってみようと思う。 シノミリア、 デクリプト、 ヨンモク に続いてだけど、この完成度の高さは A にしないとかな〜。 たったカード5枚ずつと、あとは衝立とコインだけでこの面白さというのはすごいと思う。 2020/03/08JohnnyBet ツイート