No.481
袋の中の猫フィロー
Filou die Katze im Sack
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プレイ人数:3 - 5人
プレイ時間:約20分
プレイ時間:約20分
ルール難易度 普通、特に難しい点は無い
日本語化 不要
黄色い猫のカードはプラス点、赤はマイナス点です。 うさぎは0点で、大きい犬と小さい犬はちょっと特殊な効果を持ちます。この10枚1セットが1人分の手札になります。 カードのバックが色分けされているので、各プレイヤーは好きな色のカード1組を選んで取ります。
※どの色のカードセットを選んでも、カードの構成はさっきの10枚で同じになっています。 で、10枚のカードの中からランダムで1枚抜いて中身を見ずに箱に戻します。 つまり各自9枚ずつの手札でゲームを開始します。 さっきの手札とは別で、下記のカードをテーブルに並べます(※プレイ人数によって何枚かカードを抜きます)
カードに書かれた数字と同じだけのお金トークンをカードの上に載せます
※黒のトークンが1金で、緑のトークンは5金です 各プレイヤーは、手札からカードを1枚選んで伏せて出します。
スタートプレイヤーのカードは、上記のように左端(袋の中の猫のカードの下)に置きます。 あとは席順に従って、順に右側に置いていきます。 全員が置いたら、スタートプレイヤーが置いたカードをめくります。
出されたカードに対して、競りをして競り勝ったプレイヤーが場の出されたカードを総取りします。 しかし、カードの中身があまり良くなさそうだと思ったら、降りることもできます。 その場合は、場に並べられたバックが緑の数字カードのうち、一番小さい数字のカードの上に載せられたお金トークンをもらえます。 要するに最初は2金ですね。
さらに、スタートプレイヤーが置いたカードの右隣のカードをオープンにします。 次に降りたプレイヤーは3金もらえます。
そしてさらに右隣のカードをオープンにします。 そんな感じで、すべてのカードがめくられたら、競りに降りていないプレイヤーが1人だけ残ります。
そのプレイヤーは、めくられたカードをすべて獲得します。
獲得したカードは手札とは分けて置きます。 手札は9枚ずつなので、これを9回やったらゲーム終了。 お金は1金につき1点。それと競り落としたカードの数字の合計でもっとも多いプレイヤーが勝利です。 競りのやり方としては・・ まずスタートプレイヤーが入札するかどうかを決めます、入札する場合は1以上のお金を自分の前に出します。 次のプレイヤーはスタートプレイヤーが出した値を上回るお金を出します。 という感じで、常に高値を上書きする感じで順番に入札していきます。 入札しない場合は降ります。 降りた場合は、前述のルールに従って場のカードの上に置かれたお金トークンと、自分が出したお金も一緒に手元に戻します。 ところで、犬が居る場合ですが
大きい犬は、一番得点の高い猫を1匹追い出してしまいます。 なので、この場合は0点。 小さい犬は、一番得点の低い猫を1匹追い出してしまいます。
なのでこの場合は20点 しかし、犬が複数いる場合は犬同士がケンカしていなくなってしまいます。
これなら15点です。
Friese, Friedemann |
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プレイ記
フォルテさん、usalapbitさん、イズナさん、Yさん、たっくんの4人プレイイズナさん「じゃ、とりあえず1で」
usalapbitさん「2」 フォルテさん「3」 たっくん「4」 まあ、順当に1ずつ値がつり上がっていくわけで と思っていたら Yさん「降ります」 なるほど・・ その後、usalapbitさんも
「降ります」 もうちょい張っても良さそうな気がするんだけどな
いやしかし、最初からあまり突っ込みすぎると中盤以降で資金がショートしてしまうかも
ここは降りておこう 途中からわかってたことだけど、点数的にはけっこう美味しい結果。
降りない方が良かったかなぁ?
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うさぎ2匹、自分が仕込んだのもうさぎだし、これはいらねーな
しかし、、ここはブラフの意味も込めてちょっとだけ乗ってみる usalapbitさん「降ります」 フォルテさん「降ります」
0点に6金も払ってしまった。 3か、ここは少し乗っかっても良さそう
ここまでずっと降り続けてるYさん
どんどん明らかになっていく宝の山
この時点で大量の現金を持っていたYさんが悠々と落札 15点が2枚も入ってるんだもんなー・・・ スタートプレイヤーか、3のカードを出してみたので
たっくん「とりあえず1で」 様子見かな、と Yさん「降り」 イズナさん「降り」 usalapbitさん「降り」 フォルテさん「降り」
なんじゃそりゃーーーーー
お金を隠すのにやっぱり衝立があった方が良さそうとのことで、ちょっと別ゲームから拝借
個人的にはもう完全に終戦モード
マイナス2点
フォルテさんの勝利
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カードの点数配分というかバランスがこれで良いのかどうかは正直良く分からないけれど、それを差し引いて考えても非常に面白い。
かなりシビアな競りゲームなんだけれど、ブラフの要素があるため盛り上がったりできるポイントがある。
ただ、ブラフゲームは合う、合わないがけっこうあるので笑いが出るかどうかはメンツ次第かなと思う。
でもこのゲームの楽しさはブラフ1点じゃなくて、カードのカウンティング要素があったり、競りがあったりするので
ブラフゲームが苦手な人が楽しめないかというと決してそんなこともない。
フリーゼ作にしては、かなり万人受けするタイプの良作だと思う。遊びやすい。
降りるにしても、後の方で降りた方がもらえるものが多いけれど
一瞬の判断ミスが大事故につながることもある(あった)。
そして、ゲーム中でモノを言うのはあくまでカードの点数ではなく現金。
手元に現金がなければ、早々と強制的に競りから脱落するしかない。
競るものの価値がだんだん明らかになっていくというのも、なかなか他のゲームでは見られないシステムかなと思う。
いろいろな良いジレンマや考え所がありながら、このとっつきやすさは良いですね。
2015/08/02
JohnnyBet
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