No.41
アルハンブラ
Alhambra
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プレイ人数:2 - 6人
プレイ時間:約60分
プレイ時間:約60分
ルール難易度 普通、特に難しい点は無い
日本語化 不要
様々な建物タイルです。 これらの建物を購入して、自分の宮殿(アルハンブラ)をつくります タイル右下に書かれている数字がタイルの値段 通常版には含まれていなかった木製コンポーネント スタートタイルの噴水です 各自、思い思いのアルハンブラを作っていきます たとえばこんな感じ ゲーム中、決算が3回あってアルハンブラに建設している建物の数で 順位をつけて勝利点をもらいます。 たとえば1回目の決算では、水色の建物(Pavilion - パビリオン)を一番多く建てているプレイヤーが1点もらえる。 紫の建物(Turm - 塔)なら6点だが、塔のタイルは価格が高めに設定されている。 それと建物には茶色い「外壁」が付いている場合があり、これも得点になる。 計算方法は、最も長い連続した外壁の長さ×1点 上記の場合、3辺分の長さがあるので決算のとき3点もらえます。 ※2重になっている部分(内壁)は得点にならない アルハンブラの作り方(タイルの置き方)に関するルールだが まず、逆さまには置けない 必ず、全部自分の方に向けて置きます これもダメ。城壁のある辺と無い辺をくっつけてはイケマセン。 必ず城壁には城壁をくっつけます。 最後にもう1つダメなパターン。 外壁で分割されたエリアを作ることはできない。 右下のパビリオンが外壁によって分断されてしまっています。 建物タイルはお金を払って買うのだが、通貨が4種類あります。 記念版はボードも変更になっていて、通常版はシンプルな得点盤だけだったのだが タイルやカードを置くスペースが用意されています。 建物タイルはこんな感じで市場に並べられます。 価格はタイルの右下に書かれているのだが、必要な通貨の種類は市場のどこに置かれたかで決まります。 たとえば、このタイルを購入するにはオレンジの通貨で7が必要になる。 というわけで、欲しいタイルに対応した通貨で支払うわけだが おつりは一切出ない 逆に、ぴったりの金額を支払うことが出来ると もう1回手番ができる という大きなメリットがあり、考えどころになる。 しかし、買ってばかりではすぐにお金は底をついてしまうので 手番ではタイルを買う代わりに、お金カードを取ることを選択することもできる。 取ることのできるお金カードも、ボードに4枚並べられているのだが 合計が5以内なら複数枚とって良い なので、上記の写真の例なら緑1と青2のカードなら一度に両方取ることができる。 手番でできることは、 1.お金カードを払ってタイルを購入する(ぴったり支払えればもう1回買える) 2.お金カードを取る(合計が5以下なら2枚以上いっぺんに取れる) 3.自分のアルハンブラを改装する となっていて、3を選択するとアルハンブラの建物タイルを配置しなおすことができます 実は買ったタイルは、必ずアルハンブラに加えて建てなければならないわけではなく 予備エリアに置いて保留することができる。 改装をすることで、建物タイルを1枚 ①予備エリアからアルハンブラに加える ②アルハンブラから取り除いて予備エリアに置く ③アルハンブラと予備エリアのタイルを交換する ※ただし予備エリアのタイルは、アルハンブラから取り除いた位置にしか置けない 2回目の決算では2位、3回目(最終決算)では2位と3位のプレイヤーにも得点が入ります 3回目の決算終了時に、最も多くの得点を稼いだプレイヤーの勝ち
Dirk, Henn |
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プレイ記
kunさんとその奥さん(ももさん)と3人プレイ。 さて、最初のアルハンブラづくり。 外壁ボーナスを意識して上手くつなげるように置きたい。 場には緑のお金が溢れかえっとる・・・ 割とあっさり、最初の決算を迎える。 あまり差はつかず・・、まぁこんなもんだろうか。 塔の建物は得点が若干高いので狙っていきたいが いかんせん値段が高め。まだ1つしか置けてない。 kunさんはと、、お、塔2つだ。負けとる・・・ その後、ももさんのアルハンブラ。うーん、赤が多い。 俺も赤は集めてるんだけど、やっぱり1個負けてる。 俺の白と赤のアルハンブラ。 緑が少なくて、環境への配慮が足りなさそうな感じだ(笑 2回目の決算時。ももさんがリード。 最終結果は、ももさん124、俺122、kunさん120届かずで 微差で、ももさんの勝利! 最終的なみんなのアルハンブラ。 横長だったり縦長だったり、庭園が多い人、少ない人 見てるだけでもなかなか楽しい。
評価・・・
※評価の基準についてはこちら
これは一言で言うと1人カルカソンヌだな。。 ソロプレイ感のカタマリ・・と言っていい。 せいぜい、他人がどの建物を集めているか気にする程度だ。 郵便馬車に似た感覚もあって、淡々とゲームが進行するので あまり盛り上がるポイントがない。。 順番にあーだこーだ悩む感じだ。 そういう意味では、王への請願に通じるものがあるとも言える。 でも自分のアルハンブラを作り上げていく箱庭作りみたいな感覚は なかなか面白いと言えば面白い。 タイルの購入でおつりが出ない点や、逆にぴったりで買えると 手番がもう1回できるといったところは若干、目新しいとも言える。 んー、しかし継続して何回も遊びたいかと言われるとちょっと微妙だなぁ。 せいぜい2~3回やって満足して終わりな感じだ。 今回は3人プレイだったが、人数によるプレイ感の変化もほとんど無いように思う。 なんせソロプレイ感が強いので。 結論としては、やっぱりソロプレイのカルカソンヌだ。 タイルを引くか、買うかという違いはあるが。 パズルチックな箱庭作りを楽しめるかどうかだと思う。 そうでないと、黙々とした作業ゲームになってしまう。 ちなみにルール読んだ段階で感じていたことと 実際のプレイした感じにほとんど差は無かった。 んー、正直もうちょっといい意味で期待を裏切って欲しかったなぁ。 まわりの評判はまあまあ良かっただけに、ちょっとだけ残念。 ■追記 今になって思うんだけれど、このゲームはユニオンパシフィックなんかとかなり近いと思う。 主なインタラクション要素というのは他のプレイヤーとの競争であって パズルチックな部分はあるものの、いわゆるヨミとかジレンマというのが希薄に感じる。 で、やっぱりそういうゲームはちょっと苦手というか、個人的なストライクゾーンからは外れててねー・・ けど自分の箱庭をつくる楽しさとか、前述したパズルライクな部分と どうやって効率的にアルハンブラを作るか考えるのは渋い面白さがあるかもなと思ったのと それに他プレイヤーとの競争と融合することでちょっとユニパシなんかには無さそうな面白さがあるかもという気がしてきた。 記念版のコンポーネントもけっこう魅力的なので、またちょっとやってみようかなと思う。 ただ、このボードは無駄にでかすぎかな? もーちょっとコンパクトに作ってくれないと、タイル並べるスペースだって必要なんだから。。 2012/09/02JohnnyBet ツイート