No.268
ギプフ
Gipf
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プレイ人数:2人
プレイ時間:約20分
プレイ時間:約20分
ルール難易度 簡単!
日本語化 不要
2人専用のシンプルなアブストラクトゲームです ボード全景。 大きな白い六角形の上に線が引かれ両端は黒い丸が描かれています。 このボードと 白と黒のトークンが19枚ずつ コンポーネントはこれだけ。 両プレイヤーはそれぞれ、白か黒を選びます。 ■勝利条件★ 相手の手元からトークンを無くさせた方の勝ち つまり、できるだけ相手からトークンをたくさん奪うことを狙います。 ボード上の線の交点にトークンを置いていくのだが その置き方は 手元からトークンを1つ取って 任意の黒丸の上に置きます で、押し込む! もしこのとき同じ色のトークンが連続で4つ以上一直線に並んだら その色のトークンの持ち主が、トークンを取ることができます(取らなければならない) このとき、その直線上で隣接するトークンも一緒に取ります。 ※この例で言うと、青矢印で示した黒のトークンも取ります トークンを取るのは、手番プレイヤーではなく 連続4つ以上並んだトークンの持ち主というのがポイントで うっかり相手の色のトークンを4つ並べてしまうと、トークンを取られてしまう。 この場合は、白が4つ並んだので白のプレイヤーがトークンを獲得します。 で、 自分の色のトークンはストックとして手元に戻します。 相手の色のトークンはゲームから除外します なので、白4つは自分の手元に戻し、黒1つは箱に戻します。 2本以上の直線が同時に出来た場合、その直線が交差していなければ 両方の直線についてそれぞれトークンを取ります。 しかし、交差している場合は どちらか片方を選びます さらに、白のラインと黒のラインが同時に完成した場合は 手番プレイヤーが先にトークンを取ります。 つまりこの場合、手番が黒だったとすると 黒のラインによって、白のラインの一部が取られてしまうので 白のラインが崩れてしまい、白はトークンを取ることができません。 ちなみに、黒は自分のライン4つのトークンとそれに隣接する白トークン1つ さらにその隣に隣接する黒トークン1つをとります。 直線上で隣接する限り、無制限で取ります。 逆に言うと、直線上にあっても隣接してない(間が空いている)場合は取りません。 さて、初期配置 最初に六角形の頂点に交互になるようにトークンを置きます この初期配置のトークンは2枚重ねられていて「ギプフトークン」と呼びます 基本的にはギプフトークンもその他の普通のトークンと同じ扱いなのだが ラインが出来たとき、ギプフトークンは残すか取るか ラインの所有者が任意で選ぶことができる。 なので、残すことにするならこんな感じになる。 そして、2つ目の勝利条件があって 相手のギプフトークン3つを全てボードから取り除く 相手の手元からトークンが無くなるか、相手のギプフトークンが ボード上から全て無くなるか、このどちらかで勝ち ちなみに、発展ルールではギプフトークンは初期配置せず 通常のトークンを配置するのと同じ要領で置いていきます。 作れる数は無制限。ただし、一旦通常のトークンを置いたら それ以上はギプフトークンを作れません。
Burm, Kris |
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プレイ記
相棒と対戦。 ※初期配置の向きが正式には逆(自分の色が手前に来るようにする)なのだが とりあえず、俺が黒で相棒が白 手番は白の相棒から。トークンは19個全部使うことにした。 相棒の初手 頭をはじかれたので、俺もはじき返すことにする うーむ・・・ 相棒のギプフトークンを押し出してみる ほっとくと取っちゃうよ~ 相棒はこれで防御したつもりなのだが・・ 俺「いや、だからそれ防御になってないからw」^^; 相棒「あ、そーか・・・」 盤面はキレイになって、まあ仕切り直し その後 俺「んーーー」 ←ちょっと長考 ちょっと数的不利になってきた。 しかし、ちょっと考えれば トークンを手元に戻させただけだけど、盤面上はあっという間に形勢逆転 2個目のギプフトークンを狙って、ボードの中央に押し込むことにする 当然、相棒も応戦 再び、ギプフ取っちゃうよ~w リーチ しかし、赤矢印のところに押し込まれて 俺のトークンが手元に戻されてしまう。。 ここでしばし考える あ、ギプフトークンなら手元に戻さなくてもいいんだよな。 ギプフを使おう。左右のギプフを中央に寄せてみることにする。 取られてしまうようなことになってしまうと少々痛いが ここは接近戦を試みてみることに その後 相棒「え、これギプフ取られちゃうの?」 相棒「防ぐ手が無いなぁ・・」 いや、そんなことは無いんだけどな^^;(心の声) 白馬陣を形成する我がギプフ軍団w 局面は大詰め。端っこに居るヤツを仕留めれば勝利だ。 しかし、ここからがけっこう長かった 積極的に仕掛けるが 網にかかったのは小物 しかし、こちらは4つのうち2つがギプフなのでボード上に残しておける 埒があかなくなってきたので、視点を変えて手前から攻めてみる しかし、これはミスだった 相棒の手番で、①から押し込まれて やべー、少なくともどっちかのギプフは取られちゃうな。 失敗。 右のラインを完成させられてしまうと、ギプフを含めて トークンを一気に3つも取られてしまうので、こちらをガードすることにする。 まあ、左のは予定通り取られてしまう。 んー、まずは数的優位に立とう ここから・・ 押し込む! これで、白5つ並んだので ギプフ以外は相棒の手元に戻って いよいよアイツは裸の王様だw 相棒「うーん・・・」 ギプフを包囲したのだが、、んー あ、でもここに置いて 押し込めばとりあえず2個、除去できるな だいぶ有利になってきた とりあえず王手! ギプフ取っちゃうよ~ 相棒「うーん、防御する」 いやいやいや、だーかーらー それじゃ取られちゃうっての^^; 勝ち
評価・・・
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うむ。見た目通り、非常に地味なアブストラクトだね。 でも第一印象とちょっと違ったのは 「うわ、難しそうなガチアブストラクト」と思っていたのだが 実際やってみると、それほど敷居は高くないような感じだった。 オセロ感覚で誰でも気軽に楽しめると思う。 まあ、2人用アブストラクトなので実力差が如実に出ちゃうのは 仕方ないんだけど、じゃあ実力差があったら楽しめないかというと 意外とそんな感じでも無さそう。 クアルトなんかとちょっと似てる部分があって 一瞬の閃きが場を支配して、簡単に形勢逆転しちゃったりするので つけこめるスキは、そこかしこにあるように思えた。 ただオセロなんかだと、一手でたくさんのコマをひっくり返したりする 派手な部分もあるけれど、ギプフにそういうものは一切無い。 非常に無機質で、地味で、パズルチックな雰囲気満載な上に ボードなんかのデザインも幾何学的なものなので 論理的な思考をじっくりやることがダメな人には絶対合わないと思う。 結局のところ、こういうのが好きか嫌いかという話になってしまうのだが でも少なくとも遊びにくくは無いと思う。 箱にはプレイ時間30~60分と書いてあるけれど、サクサクやれば 15分くらいで決着しちゃうこともあったので、重たくないのも良いところ。 ただ、トークンが置かれたり取られたり、盤面がめまぐるしく変化するので ゲームの収束具合が分かりにくい部分はあるかな。 決して、収束性そのものが悪いわけではないんだけどね。 なるほど、ゲーム大賞にノミネートされたのも分かるような気がする。 2人用アブストラクトにしては万人に勧められると思う。 2012/03/06JohnnyBet ツイート