たっくんのボードゲーム日記

No.436
戦国時代
Age of War
プレイ人数:2 - 6
プレイ時間:約30

ルール難易度 普通、特に難しい点は無い
日本語化 遊ぶ分には外国語版でもたぶん問題ないかな

14枚のお城カード(得点カード)です


最初に全部オープンにしてテーブルの真ん中に並べておきます

カードには点数と獲得のための条件が書かれています。



なんか微妙に間違ってますが・・



特定の大名のお城カードを全部集めると、ボーナスがあります。


たとえば織田のお城は全部で4つ、合計点数は1+1+2+3=7点ですが


4枚全部獲得できたら、カードを裏返して10点になります。



島津のお城は1つしかなく、獲得したら即裏返すことができます。



さて、具体的なお城カードの獲得方法ですが・・


ダイスの出目で獲得条件を満たすように目指します。

手番では、まず7つのダイスを全部いっぺんに振ります。

こんな感じだったとすると




獲得を狙うカードを1枚決めて、そのカードに書かれている獲得条件を満たすようにダイスの出目を割り当てていきます。

この表示の意味は、剣のマークが5個以上必要ということなので



これを満たすようにダイスを置きます。


一部分だけ置くことはダメで、このお城で剣に置くなら合計が4つ以下の場合は置けません。。


残ったダイスを振り直して、同じようにボックス単位(カードに書かれている獲得条件の横一連)でダイスの出目を置いていきます。


このボックスは騎馬の目を2つ。騎馬1つしか出なかった場合は置けません。


ボックスに書かれた条件を一度に満たすように置く必要があります。
それと、一度に複数のボックスにダイスを置くことはできません。



最後に残ったボックスは、弓の目1個ですが

当然、弓の目が出なければ置けません


途中で狙いを別のお城に変更することも不可。

この場合は、ダイスを1つ減らして振り直しをします。

獲得条件を全部満たせたら、カードを自分の前に持ってきます。




しかし、、まだ完全に自分のものになったわけではなく、他のプレイヤーに狙われれば取られる可能性があります。


その場合は、追加の獲得条件も満たす必要があります。


ただし、裏返されたカードはもう他のプレイヤーが奪うことはできなくなります。



場の14枚のお城カードが全部獲得されたらゲーム終了です。





Knizia, Reiner
プレイ記
3人プレイ



手番は俺から、おー剣がいっぱい



そうすることこの辺が狙い目かな



よっしゃぁ、落城



イズナさんの番



高梁城狙いで来ましたか









サイコロ4つあっても、剣5個出ないときは出ないんですよね


この後も結局、剣5個が揃うことは無く失敗

Sさんは熊本城を狙う


なぜか城主は島津氏になっております。





順調な城攻め









結構、難攻不落だったりする感じなんだけどあっさり落城しました。



さて、俺は独占を狙って高梁城攻め






失敗


騎馬の目2つセットを最後に残しちゃダメだな


次手番 前回の反省を踏まえて



今度は成功!



イズナさん




















剣が一杯シリーズ第2弾w


すぐ横取りされちゃうんだけどね、これ

今のところの獲得カードたち



イズナさんは、楽勝の丸亀城






一見すると簡単そうにも見える春日山城


でもかなり難しいんですよ、これ

最初のダイスロールで弓2つか騎馬2つが出たとして

残ったダイス5つで弓(騎馬)が2つ以上出る確率は・・

とりあえず、1個も出ない確率を求めると
6分の5の5乗

1個だけ出る確率は
6分の1×6分の5の4乗×5

両方足すと
7776分の6250=約0.803

(1 - 0.803)×100 = 約19.6%

まあ、おおよそ20%くらいですね

5回に1回くらいしか成功しない確率・・

5個で失敗したとして

4つで成功する確率は、約13%

3つだと約7.4%

2つだと、36分の1なので約2.7%


トータルで、この城を攻略できる確率は(弓2つか、騎馬2つはどっちか埋まってて、残りサイコロ5つという前提で)

約37%

まあ、、難しめですね


出ない



出ない・・


まあ、こんなもんでしょう




出ました(笑







最終結果

イズナさん



Sさん



かなりぶっちぎりでSさんの勝利



評価・・・

※評価の基準についてはこちら
ヘックメック ジュニアに似てるなぁと思ってたのですが、こういうのがあったんですね

■リスクエクスプレス
http://boardgamegeek.com/boardgame/28086/risk-express


同じようなもんなのかなぁ、と思ってたのだけれど
まあ実際やることはほとんど一緒だし、大きく違いようがないんだけれども

ヘックメックの方が確率論的な数学パズルの色合いが濃いのに対して
本作の場合は、それよりはもう少しパーティ寄りかな。

でも、他のプレイヤーが獲得したカードを奪うというのは明らかにヘックメックより条件が厳しい。
獲得目標となるカードを途中で方針変更できないというのと、1回のダイスロールで埋められるのは
カードに描かれた獲得条件のマークのうち、横一列(ボックス1つだけ)というのが良く効いてて非常にキツい。

その分、ほぼ泥仕合になるようなことは無さそうなので、多人数でも収束性に問題は無さそう。

うーん、、こういうのはやっぱ少人数の方がいいかな。
1回の手番で何回もダイスロールをするので6人プレイだと、自分の番が回ってくるまで結構時間がかかるので。

それと、最初にターゲットロックオンしたら、あとはそれを取れるかどうかだけというのも大きく違うのかなと思う。
ダイスロールの途中で、もう少し上を目指すかどうか、そういうのを考えるバースト的な楽しさは残念ながらあまり無い。

=========

ヘックメックと本作(※リスクエクスプレス)、大分似ているところも多いけれど実際やってみると違う(印象がある)ところも多い感じ。
個人的にはヘックメックの方が好きだけど、こういうのも決して悪く無いと思う。


それと、ダイスの質感がすごくいいですね。
たぶんヘックメックのタイルと同じ材質かなと思うんだけれど。

木製も全然悪く無いけどね。


2014/11/06


JohnnyBet



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