------------------------------------------------------------------ サフラニート 訳者:たっくん ※この和訳をコピーするなどして営利目的で使用しないで下さい ※個人利用のみとして下さい ※間違い等がありましたらご連絡いただければ幸いです ※本ルールブックはメーカー非公式の私訳です。問い合わせ等はご遠慮下さい(公開にあたりメーカーから許諾は得ています) ------------------------------------------------------------------ ■準備 ・最初にゲームボードを2つのクランプでつなげて、テーブルの中央に置きます ・プレイヤーはそれぞれ1色を選んでチップ6個と200ルピーを受け取ります ・残ったお金は種類ごとに分けてゲームボードの脇に置き、銀行とします ・スパイスブレンドカードとスパイスカードをそれぞれシャッフルして山札にします。 ・スパイスブレンドカードとスパイスカードを山札からオープンにします オープンにする枚数はプレイヤー人数によって変わります ○スパイスブレンドカード 2人プレイ:2枚 3人プレイ:2枚 4人プレイ:3枚 ○スパイスカード 2人プレイ:4枚 3人プレイ:5枚 4人プレイ:6枚 ※これらのカードはラウンド開始時にオープンにされます ・一番最近料理をした人がヘッドシェフ(スタートプレイヤー)となり胡椒ミル駒を受け取ります ■ゲームの目的 プレイヤーはスパイスボウルにうまくチップを投げ込みます。 重要なことは他のプレイヤーよりも多くのチップを投げ込むか 他のプレイヤーのチップに当ててはじき出してしまうことです。 最後の投げ込みが終わると、次にスパイスの売買が行われます。 スパイスブレンドに書かれたスパイスを全て集めたら そのスパイスブレンドカードを獲得することができます。 最初に3枚のスパイスブレンドカードを獲得したプレイヤーの勝利です。 ■ゲームの流れ ゲームはいくつかのラウンドで構成され、時計回りでターンを行います。 1ラウンドは4つのフェーズで成り立っています。 1.チップの投げ込み 2.アクションスペースの実行 3.スパイスの売買 4.スパイスブレンドの獲得 最後に胡椒ミルは左のプレイヤーに渡され、次のラウンドが始まります。 1.チップの投げ込み ヘッドシェフから始めます。プレイヤーは自分のチップを1つ数字の書かれている面を下にして ゲームボードに投げ込みます。もしチップを裏向きのままボードに投げ込めれば 他のプレイヤーはチップの数字を見ることができません。 2つ目のチップも同様にして順番に投げ込んでいきます。 2人または3人プレイの場合は4つのチップを投げ込みます。 4人プレイでは、それぞれ3つのチップを投げ込みます。 メモ:既にボードに置かれているチップに当てるように投げ込んでチップの位置を調整することは 重要な戦術です。 重要!: -チップを投げ込むとき、手がボードの端にかからないように(ボードの外側から投げる)してください。 -チップ中央の穴からボウルやアクションスペースが見えなければ、そのチップは無効です。 -ボウルの端やアクションスペースの端が、チップの穴からわずかでも見えればそのチップは有効です。 -紛らわしい場合は、ヘッドシェフが判定してください -チップの裏表のどちらが上になっているかは、有効/無効とは関係ありません -ゲームボードの外に出てしまったチップは、そのラウンドではゲームから取り除かれます 2.アクションスペースの実行 アクションスペースの実行は下記の順番で行われます。 ヘッドシェフは実行するアクションスペースで有効な全てのチップを示します。 アクションは有効なチップの合計値が最も大きいプレイヤーのみ実行できます。 同点の場合は、時計回りでヘッドシェフに最も近いところに座っているプレイヤーが実行します。 1)追加の投げ込み そのプレイヤーはすぐに追加のチップを1枚投げ込みます。 その際、別のチップがアクションスペースに入ってもさらに追加での投げ込みは行えません。 2)追加のスパイスカード 有効なチップの合計が最も大きいプレイヤーは、合計数値の10の位と 同じ枚数のスパイスカードを山から引きます。 (例:合計が50なら5枚) そして引いたカードの中から好きなものを1枚選んで、残りはスパイスカードの山の下に戻します。 3)スパイスブレンドの予約 プレイヤーはスパイスブレンドの山札の一番上から1枚引きます。 このスパイスブレンドは、そのプレイヤーのためだけに予約されます。 (この時点では獲得されたとはみなしません) 予約されたスパイスブレンドは他のプレイヤーに見られないように伏せておき 獲得するときに表にします。 1人のプレイヤーは複数枚のスパイスブレンドを予約できます。 4)ヘッドシェフの交代 そのプレイヤーは胡椒ミルを受け取り、すぐにヘッドシェフになります。 3.スパイスの売買 最初にヘッドシェフは無効なチップをそれぞれの持ち主に返します。 それから、彼は売買するスパイスの順番を決定します。 具体的には、少なくとも1つ以上の有効なチップが置かれているスパイスボウルを選んで 最初にスパイスの売却、その後にスパイスの購入をハンドリングします。 その次に、次のスパイスボウルを選んでいきます。 ボード上からチップがなくなるまで続けます。 -スパイスの売却 ヘッドシェフは選んだスパイスボウルの全ての有効なチップを指し示します。 それぞれのプレイヤーは自分のチップが1つも入っていなくても、対応するスパイスを売却できます。 スパイスを売却したら、そのスパイスボウルに置かれている全ての有効なチップの合計と 同額のお金を銀行から受け取ります。売られたスパイスカードは捨て札にします。 売却を行ったプレイヤーは、そのボウルに置かれているチップを手元に戻します。 それらのプレイヤーは、そのスパイスを購入することはできません。 例)真ん中のサフランボウルに置かれているチップの合計が120だった場合 サフランスパイス1枚につき120ルピーで売却することが出来ます。 複数枚売却することもできます。 -スパイスの購入 そのスパイスボウルに対応するスパイスカードが少なくとも1枚、場にオープンになっていれば そのスパイスカードを購入することができます。 少なくとも1つ以上のチップがそのボウルに置かれているプレイヤーのみが購入することができます。 (もしそのスパイスを売ったなら、そのラウンドではそのスパイスを買えないかもしれません) そのボウルに置かれた有効なチップの合計が最も大きいプレイヤーから購入することができます。 そのプレイヤーはチップの合計と同額のお金を銀行に払って、場から対応するスパイスカードを獲得します。 その後、最も大きい数字のチップを手元に戻します。 場からそのスパイスカードがなくなるまで続けます。あるいは、チップがなくなるまで 誰もそのスパイスを買わないと言うまで行います。 チップの合計が同じ場合は、ヘッドシェフから時計回りで最も近い位置に座っている人が最初に購入権を得ます。 買いたくない(買えない)場合はそのボウルの全てのチップを手元に戻します。 売れなかったスパイスカードは場に残り続けます。 例)サフランボウルに、グリーン:20 オレンジ:30、20 と入っていた場合 まずオレンジのプレイヤーがサフランカードを50ルピーで購入できます。 その後、30のチップを手元に戻します。 そうするとボウルにはグリーン:20 オレンジ:20が残ります。 両方同額ですが、グリーンはオレンジよりヘッドシェフに近い位置に座っているので次の購入権があります。 なのでグリーンは2番目に20ルピーでサフランカードを購入できます。 4.スパイスブレンドカードの獲得 ヘッドシェフから始めて、それぞれのプレイヤーはオープンになっているスパイスブレンドを獲得できます。 その際、必要な3枚のスパイスカードを捨て札にして、獲得したスパイスブレンドを表向きで自分の前に置きます。 重要!: スパイスブレンドカードは、次のラウンドが始まるまで場に補充されません。 従って、後手番のプレイヤーにスパイスブレンドカードが1枚も残らない場合もあり得ます。 ※予約されたスパイスブレンドはこのとき何枚でも獲得することが出来ます。 ○新しいラウンドの始まり 現在胡椒ミルを持っているプレイヤーは、それを左隣のプレイヤーに渡してすぐにヘッドシェフになります。 必要に応じて、スパイスブレンドカードを補充します。 スパイスカードはプレイ人数に応じて追加します。 ※スパイスブレンドカードを補充する枚数とスパイスカードを追加する枚数はプレイ人数によって異なります。 ※スパイスブレンドカードは獲得されて足りなくなった分を補充しますが スパイスカードは場に残っている枚数に関係なく常に一定枚数を追加します。 ○ゲームの終了 誰かが3枚目のスパイスブレンドカードを獲得したら、すぐにゲームは終了し そのプレイヤーが勝者として宣言されます。