No.249
パスティーシュ
Pastiche
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プレイ人数:2 - 4人
プレイ時間:約45分
プレイ時間:約45分
ルール難易度 普通、特に難しい点は無い
日本語化 不要(画家の名前とか色彩の名前がちょっと読みづらいかな・・)
絵画を完成させるのに必要な絵の具を集めて、勝利点を稼ぐゲームです。得られる勝利点は、タイルの右下に書かれている数字。 たとえば、誰もが知っている超有名絵画、ダヴィンチのモナリザ。
この絵を完成させるには bisque(薄茶)、black(黒)、green(緑) この3つの絵の具が必要で、得られる勝利点は8 この絵なら、6色必要で達成できたら13点
絵画タイルは場に4枚、手札に2枚となっていて
手札はもちろん自分専用だが、場の絵画の達成は早い者勝ち。 ただし、手番で1枚だけ場のタイルと手札を入れ替えることができる。 絵の具(色彩カード)は色ごとに分けてボードの上に置いておきます。
絵の具の入手方法は微妙に違っていて
まず原色の(赤、黄、青)。とりあえずこれが基本 (※原色絵の具の入手条件は少しハードルが高い) 2次色は原色2つ(茶だけは3つ)を混ぜることで 3次色は原色3つを混ぜることで作ることができる。 ※混ぜるというのは赤と黄のカードを オレンジのカードに交換するということではない。後述します で、ここからがカード同士の交換の話。 ■まず、任意の同色の色彩カード3枚と、好きな 2次色、3次色及び、白か黒1枚と交換できる。 ■灰色・・白1枚、黒1枚と交換できます ■薄茶・・茶1枚、黄1枚と交換できます 色彩カードに書かれた数字が価値の高さを表していると思っていい。
原色は4 2次色は1で最安、3次色が2
白と黒は3で、この2枚が揃って初めて交換できる灰色は最高の6
薄茶だけ、ちょっと特殊で4。まぁ入手方法も特殊だし。
さて、色を混ぜるとはどういうことなのかであるが
こういう6角形のタイルを、各自2枚手札として持ち 手番で1枚プレイします。 例えばこんな風にプレイした場合
この3箇所で色を混ぜたことになる。
つまり、黄+赤=オレンジ、黄+黄+青=黄褐色(Olive)、青+赤=紫 この3枚の色彩カードを獲得できる。 次に、こんな感じでプレイしたとすると
黄+赤=オレンジ、黄+赤+赤=茜色(Scarlet) ここまでは良いのだが 赤+赤では赤にならないのである。 結局この場合、オレンジと茜色の2枚が得られることになる。 原色は、このように3つ同じ色が揃って初めて獲得できる。
ただし原色の獲得方法は他にもあって、色を混ぜる代わりに タイル中央に描かれた原色を獲得することもできる。
この場合、赤。 そして、これらの原色を獲得した直後であれば任意の色彩カード1枚を 捨て札にすることで、違う原色に交換することも出来る。 中央の原色は2つ描かれていることもあり、この場合はどちらか選ぶことができる。
■準備 各プレイヤーは次のコンポーネントを受け取ります ・2次色の色彩カード1枚ずつ(茶、緑、オレンジ、紫)計4枚 ・絵画タイル2枚 ・6角形の色彩へクス2枚 ■手番の流れ 1.6角形の色彩へクスを1枚プレイして、色彩カードをゲットする ※プレイしたら山から1枚引いて補充します (任意)2.手持ちの色彩カードを交換する(このとき他のプレイヤーと交渉して交換してもいい) (任意)3.手持ちの絵画タイルを1枚交換する(他のプレイヤーと交換はできない) (任意)4.達成した絵画タイルがあれば、タイルと色彩カードを公開する (色彩カードはボードに戻す。タイルは自分の前にオープンにして置く) 5.手札の色彩カード枚数の確認(9枚までしか持ち越せない) ■ゲームの終了 誰かが一定の点数に達したらゲーム終了します。 ・2人プレイ:45点 ・3人プレイ:40点 ・4人プレイ:35点 ■ボーナス点 ①同じ画家の絵を2枚以上達成するとボーナス点があります
2枚の絵の合計点 | ボーナス点 |
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15~17点 | 3点 |
18~22点 | 4点 |
23~27点 | 5点 |
28~31点 | 6点 |
Sean, D. MacDonald |
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プレイ記
kunさんと対戦場札の4枚の絵
手札。んー、アンバーとかティールってどうやって作るんだっけ?
配合表を見てみる、、良くワカンネ・・
えーと、あれがこうで、これがこうなって。。
ちんぷんかんぷんになってきたので、とりあえずどの絵画でも 重要そうな、黒と白および灰色を目指すことにする。
オレンジとティールを3枚ずつ集めて、それぞれ黒と白に交換 さらにその黒と白を灰色に交換、よっしゃ。
生成した貴重な灰色を使って、まずはこれを完成。
灰色が入っているとはいえ、2色しかないので楽だ。 次は、、
手持ちの絵の具
うーん、やっぱ8点のやつの方がいくらか楽か 数巡後、完成。これで18点
ゴールの45点が、遠い・・・ kunさんも完成。15点と16点で31点
でかいのが2連発で来たな お、コイツは揃いそうだ!
複雑怪奇になっていく六角絵の具調合タイル群
よーしこれで40点。あとちょっとだ。
ラストは、これを完成させて勝利!
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絵の具のカードは若干チープな出来だけど、絵画のカードというかタイルの出来栄えは素晴らしい。 絵は本物の絵を使っているし、デザイン、質感ともに申し分なし! 余談だが、箱も相当にしっかりできてて、けっこうな重量感がある。 で、肝心のゲーム内容についてだが はっきり言って、他のプレイヤーの動向に目を向けている余裕は一切ない。 プレイ中は終始、カラーチャートとにらめっこ。 かなり1人プレイというか、ソリティア感満載。 1人ずつパズルを解いている感覚と言えば、ウボンゴと似たような感覚なんだけど ウボンゴのような爽快感や達成感はあまり感じられない。 まあでも、こういうプレイ感が好みな人は確実に居そうな気はする。 でも、折角の美しい絵画タイルなんだけど、残念ながらゲーム中は そんなものを鑑賞している暇は一切ない。頭が痛くなる感じがした。 画家ボーナスとか、絵画タイルの画家の名前が読みづらいとか そんなものどうでもいいくらいに難しいというかめんどくさいというか。。 まあ、とにかくシステム的にはパズルゲームと思って間違いないと思う。 もう1点、気になるところがあって、かなりテーブルスペースを圧迫すること。 絵の具カード並べるためだけのボードなのに、やたらでかいし 絵画タイルもかなり大きいし、そのうえ、六角形のタイルを並べていくスペースも必要。 絵画タイルはまあいいとして、このボードはやめにして、カタンの新版に付属してるみたいな カードケースみたいなものの方が良かったんじゃないかと思う。 というか、カードじゃなくてキューブとかの方が良かったかもなぁ。 カードにするんだったら、その色を獲得する方法をアイコンとかで描いて欲しかった。 それでも、やっぱりややこしいゲームであることには変わりないんだろうけど。。 とにかく絵画はすごく綺麗なので、美術館的な雰囲気を楽しむパズルゲームといった感じかな? 2011/12/14JohnnyBet ツイート