No.8
ナイアガラ
Niagara
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プレイ人数:3 - 5人
プレイ時間:約45分
プレイ時間:約45分
ルール難易度 普通、特に難しい点は無い
日本語化 不要
ボード全景。このゲームは箱も使って立体ボードを作ります。中央に流れるは川。途中で分岐してます。 川の上流。各プレイヤーは2艘ずつカヌーを持って、桟橋から川に出ます。
で、川に出て何を目指すのかというと 川を下っていくと。。 アメジスト
ダイヤモンド
琥珀
そしてサファイアにルビー
これらの宝石獲得を狙います。 ※勝利条件はいくつかあるのだがウチのハウスルールでは 5種類の宝石を全て集めたら勝ちということにしています。 正式ルールでは5種類集め以外にも同じ宝石を4つ集めたら勝ちとかがあるのだが 簡単すぎるのでウチでは不採用 この透明な円盤が川の水を表していて
これを1枚ずつ、上流から押し込むことで川が流れます。
下流の最後は滝になっていて水(円盤)が落ちます。。
で、どうやってカヌーを進めるかだが パドルカードというのが7枚ずつ配られる。
パドルカードには1~6までの数字と、雲の絵が描かれている。 このパドルカードを他のプレイヤーに見られないように1枚選択して伏せて置きます。
全員伏せて出し終わったら、スタートプレイヤーから順にオープンにする。
この数字がカヌーを移動させることのできるマス数(水円盤の枚数)になる。 なので、桟橋から3マス分カヌーを出せる。
このとき数字を余らせることはダメで、必ず使い切らなければならない。 順番に他のプレイヤーもカードをオープンにしてカヌーを進める。
この例だと、黄色:3、青:3、赤:2 パドルカードは使い捨て。で、全部使い切ったらまた7枚全部手元に戻ってくる。 つまり、すべてのカードを1回は使わなければならない。 全員がカヌーを動かし終わったら川が流れます。 出されたパドルカードのうち 最も小さい数字のカードと同じ枚数だけ川が流れる。
つまり、先の例だと赤のプレイヤーが出した2が一番小さいので 水の円盤を2枚上流から押し込む。 当然、上に乗っているカヌーも一緒に押し流されます。
さて、宝石の取り方であるが 宝石をカヌーに積むにはパドルカードを2ポイント必要になる。 つまり、4のパドルカードを出したら
宝石を積むのにまず2ポイント使って
残った2ポイントで移動する。
宝石を積むのは必ずカヌーの移動の最初か最後でなければならず 移動の途中で積むのはNG ■宝石の略奪 川の下流から上流に向かうように移動したときのみ 自分のカヌーが、宝石を積んだ他のカヌーのところぴったりで止まることができたら
そのカヌーの宝石を奪うことができる。
最後に雲のパドルカードについて
これを出すと、カヌーは動かせないのだが 代わりに天気を変えることができる。 天気マーカーは最初は0の位置にあるのだが
これを晴れの方か、雨の方へ1つ動かすことができる
これは川が流れるとき、流す円盤の枚数の増減を表していて 嵐(+2)のときは2枚多く川が流れる。 やってみると分かるのだが、これがかなりキツく 嵐のときは首尾よく宝石を積んでもなかなか桟橋にもどることができない。 滝つぼにおちてしまったら、宝石はおろかカヌーも没収。
没収されたカヌーは宝石1つ(どの種類でもいい)で買い戻せる
Liesching, Thomas |
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プレイ記
友人Sさん(黄)と息子のLくん(赤)、相棒(緑)、俺(青)の4人でプレイ4人でボードゲームやるのは久しぶりだ。 序盤戦、Lくんいきなり雲のパドルカード。 お、熱いなぁ、と思っていたら。 あらら、、、天気を晴れ(-1)の方に移動。 なんだ、男の子なのに弱気だなぁ(笑 あ、ちなみにSさんはママさんで俺の元上司・・ 今も働いていらっしゃいます。 Lくんが、天気を良くしたので、超おだやかなゲーム展開。 なんて緩やかな流れのナイアガラ! 相棒、いとも簡単に一番奥のルビーをゲット。
写真右上の3つが相棒のゲットした宝石 嵐(+2)とかだと、こんなに簡単にルビーは取れないんだぞ・・・ 俺は雲を使ってひたすら天気を悪くなるよう試みるが Lくんも雲を使って晴れの方に戻してしまう・・うーむ^^; 俺は、あまりのゆるやかさに調子を狂わされてしまい、流れに乗れず1歩出遅れてしまう。 と、とりあえず比較的回収しやすいダイヤモンドと琥珀を取っておくか。 それぞれ2個ずつゲット。
Lくんは、このおだやかな流れの中、カヌーを一艘、滝つぼに落としてしまう。 まあ、初めてだししょうがないかな。 そうこうするうちに、相棒あとサファイア(青の宝石)だけという状態に
よくみると、Sさんもあとサファイアだけ
あー、やっばいなー、、2人とももう5種類揃っちゃいそうだ。 Sさん「じゃあ、2ね」 相棒「私も2」 それぞれサファイアを積んだSさんと相棒のカヌーが 同じところに並んだ。 俺も2だから、やった!サファイア略奪できる! 俺「じゃあ俺も2で^^、1、2と」 俺「サファイア略奪しまーす」 Sさんの黄色のカヌーからサファイアを盗もうとする・・ Sさん「ちょ、ちょっとアンタ、普通、身内の方から盗るでしょ?!」 俺「いえいえ、じゃ、これいただきということで・・」 Sさん「ちょっと、待ちなさいよ~!」 俺が黄色のカヌーからサファイアを取ろうとするのを 実力行使で阻止しようとするSさん^^; 俺「わ、分かりましたよ、相棒(緑のカヌー)の方から取ります^^;」
Sさん「よろしい」 というわけで、Sさんが勝ちました。 こうして日本は平和になったのだ。。
プレイ記2
久しぶりのMAX5人プレイMTさん「5」
俺とツエツキさんは、2と1
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ぐっさんは5でいきなり宝石を積む
2ラウンド目、みんなけっこう大きめの数字を出してくるので ここはちょっと雲で天気を悪くする。
MTさん(黄色)の数字次第で、かなり急流になるぞ
はーい、4枚流れまーす
ザザザザザーっと
Mさん「うわ、、これなんか川の流れに身をまかせて戻るときにデカい数字使った方が良さそうですね。。」 ぐっさん「戻ります」
一番取りやすいアメジストだけど、無事帰還に成功 うーむツエツキさんは2か
なんとか滝壺に落とされないように耐える面々
そんな中、俺とMTさんはちゃっかり一番価値の高いルビーをゲット(盗品) 当然、ルビー船はさっさと全力で帰還
もう一艘は2番目に価値の高いサファイアをこっそり運ぶ 入手難度の高いルビーとサファイアをゲット、いい感じだ。
ここはもうカヌーは出さずにデカい数字をバンバンだして滝壺にまとめて沈んでもらいましょう<極悪
と、思っていたら、、あらら天気が・・
やばいな、宝石の獲得状況的にツエツキさんにリードされてる
嵐作戦は中断して、急いでカヌーを出す。 ダイヤと琥珀の同時ゲットを狙うのだが、ここに来て天気がヤベー
しかも海賊が出没
最悪じゃ 現在流通している宝石の6割くらいは盗品なんじゃないのか?(笑
今度こそ・・・
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くそー、あの紛争ダイヤ・・
嵐の中ダイヤを取りにカヌーを漕ぎ出す
残るはアメジストだけのツエツキさん、2艘体制で運ぶ
あれはなんとしても滝壺に叩き落とさねばならん 流されてしまえーーーーー
ツエツキさん「うわ、ギリギリ」 まずは天気を悪くして、デカい数字で沈没させようと画策する
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もっと激しく流れろーー
やばい、天気が・・
ぐっさん「天気悪くすると、私も落ちちゃうんだよなー」 ぐっさん「まあこれでいいや」
タイル使い切ったので回収
つーことは もちろん、ツエツキさんは6でアメジストを無事回収して勝利
俺は一歩及ばず、、もうちょっと早い段階でカヌー出しとけば良かったな
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Very Good!非常に面白い。他人がどのパドルカードを出すか読みながら
川の流れの速さを予測して、うまいこと欲しい宝石の前に流れ着ければ最高!
相手のカヌーがルビーを取ろうと滝近くに移動したら、天気を悪くしてみたり
大きな数字のパドルカードで滝つぼに落としてあげよう(笑
そのへんのかけひき、読み合いが非常に熱い!
あと1つで勝ち、なんて状況のときはみんなから略奪の対象として狙われたり。
そうでなくてもルビーは狙われやすかったり・・
ルールは簡単ながら、かけひきが非常に濃厚なゲームで面白い!
プレイヤーの思考回路にもよるが、そういう意味では少々重めのゲームになることもある。
あまり考えないプレイヤー同士だとライトに感じることもあると思うが。
どっちにしろ楽しめる。さすが大賞作といったところ。
またコンポーネントも秀逸で、良くできている。
リアルに滝に落ちる様子なんかも良く表現できていて臨場感がある。
欠点としては、ルールをいじっても2人プレイはちょっと難しいかな。
3人目の仮想プレイヤーを置いて、数字のパドルカードだけプレイさせるという手もあるのだが
やはり、1対1の勝負よりは3人~でやったほうが断然面白い。
でもそれ以外はほぼ完璧。よくできている。
■追記
プレイスタイルに影響されるところも大きいんだけれど
プレイ人数が増える程、ゲームの内容がマイルドになりやすいですね。
理由は、プレイ人数が少ない程出てくるタイルの枚数も少ないので
川が厳しい流れになりやすいから。
人数が多くなれば、誰か1人でも1とか2とかを出していれば助かる公算も大きくなる。
とは言っても、5人でやっても天気を悪くする雰囲気なら十分厳しい流れになる。
個人的には4人プレイくらいが一番良いかな。
拡張セットもまあまあ興味はあるんだけど、基本セットだけで十分良く出来てるので、これでもう満足なんだよね。
名作。
2013/11/09
JohnnyBet
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