たっくんのボードゲーム日記

No.358
古代ローマの新しいゲーム - 執政官
Konsul
プレイ人数:2 - 4
プレイ時間:約20

ルール難易度 普通、特に難しい点は無い
日本語化 不要

カードゲームです 使うのはカードのみ

各色1~8までのカードと



旗カード2枚ずつ




これらのカードを獲得した枚数で勝負を決めます。


最初に、異なる色の組み合わせで6,7,8のカードを1枚ずつ
初期手札として受け取ります。



余った6,7,8のカードは箱に戻します。


というわけで、場には1~5までと旗カードが2枚ずつ残ります。




これらのカードをよく混ぜて伏せて並べます




手番では伏せられたカードを何枚かめくって獲得するのだが



めくったカードでを作らなければならない。

組には2種類あって


■1.同じ色




■2.同じ数字



このどちらかを作るようにめくります。

旗カードはワイルドカードで、どの組にも入れることができる。


なので、たとえばこのグループは「緑の組」としても「5の組」としてもみなすことができる。



ちなみにカード1枚でも組を形成することができます。


手番では、組を形成できている限りカードをめくり続けることができる。




しかし、組を形勢できない組み合わせのカードをめくってしまったらドボン


その時点で終了となり



失敗の罰として、手札から1枚場に出さなければなりません。


そして全ての場札を伏せて手番終了になります。


さて、カードをめくる手番は順番に回ってくるわけではなく

競りで手番を獲得しなければなりません。


順番に入札して、最も大きい数字を宣言したプレイヤーがカードをめくる権利を得ます。

なにを競るのかというと


失敗せずめくることができるカードの数値の合計


つまり、10と宣言して手番を獲得したら

組の数字の合計が10以上になるまでめくらなければならない。

たとえば、先ほどのこれなら


合計は11

※旗カードは2と数えます

スタートプレイヤーから順に前のプレイヤーよりも高い数字を宣言するか
パスするかを選択します。

一度パスしたら、そのラウンドではもう競りに参加できません。



■ゲームの終了

伏せられたカードが全て獲得されたらゲーム終了。

もっとも多くの枚数を獲得したプレイヤーの勝ちです。


ただし、その前に手札をすべて失って
ペナルティを支払えなくなった場合はゲームから脱落して負けになります。






評価・・・

※評価の基準についてはこちら
ちょっと収束性が良くないかな? メンツにもよると思うんだけど。

ということで、プレイ時間もちょっと幅がありそう。
15分程度で終わってみることもあれば、40分以上かかることもあるんじゃないかと。

でもそんなデメリットを補って余りある面白さ!

とりあえずだけど、これはAつけとく。


髑髏と薔薇+神経衰弱+αってところかな?

記憶力ゲーとしての面白さに加えて、ブラフゲーの楽しさもある。
そのへんは髑髏と薔薇っぽい感じのプレイ感。

そして、記憶力の部分に関しても1枚のカードに対して覚える要素が
数字と色の2つがあるので混乱するんですよね。

でもその代わり、旗(ワイルドカード)がけっこうたくさん入っていることと
色か数字か、どちらかで揃えられればOKと、組み合わせの制約に関しては
比較的緩くできてるので、まったく覚えられなくてもそこそこ楽しめる。

そういうところも非常にGOOD。


収束性の悪さに加えてもう1つ強いて弱点を挙げるとすると、ちょっと差がついてしまうと一発逆転が難しそうなところかな?
髑髏と薔薇みたいに、手札に残ったのは薔薇1枚という状況からでも十分勝機を見いだせるような
システムになってたら尚良かったんだけどな。他はとても良くできてるだけに非常に惜しい。

あと旗(B)カードは色についても数字についてもワイルドカードの扱いなら
色の付いてないデザインの方が分かりやすいかなー・・。
まあ、これは他の13のゲームとコンポーネントを共用してるので仕方ないことだけれど。

もうこのゲーム専用のコンポーネントにして、単独のカードゲームとして売り出していいと思う。
古代ローマに収録されてる作品は、どれもそういう風に思えるものばかりだけれど
この作品に関しては特に強くそう感じる。

2013/03/14


JohnnyBet



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