たっくんのボードゲーム日記

No.252
1号線で行こう
Linie 1
プレイ人数:2 - 5
プレイ時間:約30

ルール難易度 簡単な部類に入る
日本語化 不要




ボード全景、線路を敷いて自分の電車を走らせるゲームである。



ボード周囲の1~6の番号が付いているのが始発駅/終点駅。
番号は2つで1セットになっていてどちらかがスタート地点で
もう片方がゴールになる。

最初に電車をゴールさせた人の勝ち。


たとえば、3の駅ならボードの右上と



左下にある。




ところどころにあるのは経由ポイント。




最初にこういうカードを2枚、他のプレイヤーに見られないように受け取る。
これで自分の路線の始発駅と終点、そして経由ポイントが決まる。



つまり、この場合始発と終着は6番の駅で、E、I、Kのポイントを
経由しなければならないことになる。


さて、メインのコンポーネントの線路タイル。




この線路タイルを5枚ずつ持ち、手番では2枚ボードに置いていく
※最初は写真のように、直線3枚、カーブを2枚ずつ持つ。



置いたら、山から2枚補充する。
このタイルはオープン情報なので、自分の前に並べておく。


6番の駅から始まって、線路を延ばしていくわけですな。



※線路が途切れてしまうような置き方はできない


そのうち経由ポイントに(隣接するように)着いたら




停留所を置く




すでに置かれているタイルの上に被せて置くことも可能で




写真にちょっと間違いがあって、被せて置くときは既存の路線コースを
無くすようなタイルに交換はできない。
元の線路に付け足す形での交換のみ可能で、この写真の場合
直線ルートを消してしまっているのでNGとなる。



置いてあったタイルは自分の手元に引き取る。
※手元は常にタイル5枚なので、被せて置くと山から補充する枚数が1枚少なくなる




ただし、木が描かれているタイルは被せることができない。




ガンガン延ばす




指定されたポイントを経由して、駅から駅へ線路が繋がったら



カードを公開してそのことを宣言して・・


いよいよ電車コマを駅に置く!



これが終点まで進んだら終了


電車を進ませる方法は、、原始的にサイコロです。



1~4までの数字とHが2つ

数字はその数の分だけ電車を進める。
Hが出たら、次の停留所まで一気に進めることができる。

ちなみに電車は前進あるのみで、バックは不可
Dorra, Stefan
プレイ記


フォルテさん、メゾフォルテさんと俺の3人プレイ




俺のルートは、、「ライン5」か



経由ポイントはE,K,H


改めてボードを見てみる



きっつぅ・・・

どう路線を引いたらいいんだ?これ


フォルテさんがI(ICKEA)のところにさっそく停留所を置く




ふーん、じゃあそれは利用させてもらうか。


俺の経由ポイントであるHにつないでおく。


とにかく「あそこ」につなげなければならん




その後、だいぶ敷設されてきたのだが最終的にどうつなげればいいか
まだまったく見えてこない・・・




さらにその後

うーむ。EとHを経由しつつ5番を目指すとなると


山手線よろしく、ぐるっと1周するしかなさそうだなー

KからHに行ってしてしまうと、Eを経由しづらそうな感じ。

きつい・・・・・



フォルテさんが4番の駅に繋ぎだした。


やべー、もうそろそろ路線完成するくさい

こっちはまだまだだよー・・


左側の5番駅にはスムーズに繋げられそうな気配。
この辺は、俺以外の誰も線路を置いてくれないと思うので
自分で地道に伸ばす。山手線?も順調に完成!ここまではいい。


「あのへん」からどうやって右の5番駅へつなげるか・・
なんかややこしいことになってんだよな。


電車は前進あるのみで「バック」させることができないため
あのへんをどうやって切り抜けて、5番駅にたどり着かせるか・・・




フォルテさん「完成しました!」


くそー、遅れをとったか。

しかも、かなり最短経路な感じ!


順調に出発進行!なフォルテ号





遅れをとった上に、フォルテさんよりも
長い路線を行かなくてはいけない「たっくん号」



追いつけませんでした・・

くそーーー


プレイ記2
今回は新版で3人プレイ



停留所は



ここら辺か、まあ悪くは無いか



真ん中は誰かが敷いてくれると思うので、まずは橋から敷設していく。



イズナさんは、反対側か



黄色の停留所目指して一直線だーー



と思ったら、イズナさんにうまいこと利用されてしまった


たっくん「イズナさんは白か・・」

イズナさん「いや、白じゃないかもしれないですよw」

いやいや、、そんなのどう考えても白確定でしょ

まあいいや、分岐させて黄色にもつなぐ



反対側も伸びてきたんだけど



んーー、Gにつなぎにくい



けっこう無理矢理だけど、くるっとやってなんとか



だいたいつながる目処は立ったんだけど、1カ所、あそこどうするかな。。


横にまっすぐ行きたいところんだけど。

なんか手無いかな?どっかでくるっとできればなんとかなるか?



いろいろ考えていたのだが、ドンピシャのタイル引いた!



たっくん「つながりました!」









出発進行!



青信号いっぱい



間もなく〜次の停留所に到着します、ご注意ください♪












ツエツキさん「やっと完成しました」



白はイズナさんの電車、緑がツエツキさんの電車


ぶつかりますねこれ^^;



一番乗りでゴールイン



イズナさん「いや、たっくんに置かれたあのタイルがきつくて・・」

たっくん「あ、それ要らないやって思ってテキトーに置いたんですけど」

イズナさん「どうにもならないって感じでしたよ」



評価・・・

※評価の基準についてはこちら
シンプルで非常に素朴な感じのゲームなんだけど、これが見た目以上に
悩ましくて面白くていい感じ。

自分が置いたタイルだけで路線を作ろうとしてもいいんだけど
それだとあまりにも効率が悪いのだ。
他のプレイヤーが置いた線路をどうにかしてうまく利用できないか?
そして、もちろん他のプレイヤーも同じことを考えているので
路線の状況は刻々と変わり、最適解もそれに従ってどんどん変化する。

微妙に邪魔プレイも可能であり、他のプレイヤーが通りたそうなポイントに
先回りして変なタイルを置いてしまうというのも面白い。

なんていうか、刻々と道順が変化する迷路を解いてるような感覚に似たものがある。

しかし、一度作られた路線が壊されることは無いので、きっちりゲームとして
破綻はしないようになっているところが地味に良くできてる。

手札(タイル)はオープンなのだが、それほどの厳しさは無い。
場合によってはキツイ邪魔プレイも可能なのだが、大抵は迂回する方法がある。

路線が完成した後、電車を走らせるのは古典的にサイコロなのだが
そんな感じで路線の敷設が少々アブストラクトチックであるので
運と思考性のバランスがそのへんで良く緩和されている。

路線の完成は遅れても、最短路線を作れたならサイコロ運次第で十分逆転もあるし。

ルールは簡単でプレイ時間もほどほど。
プレイ感も決して重くなく、繰り返し遊ぶのに向いている良作。

ざっと見た感じ、欠点らしい欠点は見当たらず、誰でも気軽に楽しめる。

2人プレイをやっていないので、プレイ人数によって絡み方の程度にもしかしたら
差があるかもしれないが、少なくとも3人プレイなら十分すぎるくらいの
インタラクションがあった。
なのでおそらくではあるが2人プレイでも、大きな問題は無いんじゃないかと思う。

ルールは簡単で、パズルチックな知育的要素があるので
電車好きの子供向けゲームとしてもとても良いと思う。

さすがにAをつけるほどの突出したものこそ無いのだが、ファミリーゲームとして
かなりのおススメです。


2012/01/14





★ちょっと追記★

新版では、サイコロのルールがちょっと変更されていて

路線が完成したら、こんな感じのサイコロを3つ振ります。
ギークから拾ってきた画像で、ちょっとブレてるんだけど。。

目の意味としては
・・・次の停留所まで進む(変更無し)
青信号(1つ)・・・1マス進む
青信号(2つ)・・・2マス進む ※ただし、停留所がある場合はそこでストップ
赤信号・・・その場で動かない(停車)
工具・・・直前の停留所まで戻された上に、強制的に手番終了
こんな感じ 手番では、サイコロを3つ振ってその中から1つを選択します。 選択したサイコロを除外して、残りのサイコロをさらに振ることができます。 ※つまり最大3回サイコロを振ることが出来る しかし、工具の目を取るしかなくなってしまうと水の泡になってしまう。 サイコロが少なくなるほど、その危険性が高まっていくので。。 ちょっとした変更だけど、ジレンマもあってなかなか面白そうだし コンポーネント自体も綺麗に改良されてるので、そのうち手に入れてみようかなーと。 2012/01/26 ■追記 新版、良く出来てます。 コンポーネントの質もさることながら、追加されたダイスのルールも非常に良い感じ。 ダイスロールも100%運任せじゃなくていくらかはジレンマの要素があった方がいいですね。 とは言え、やっぱり結局はダイス運なんですけどね。 でも、それでも選べる余地があるっていうのは大事だと思います。 2014/03/22
JohnnyBet



番外編



新版が手元に届いたので写真ダイジェストで






























新しく追加された3つのサイコロは、かなり大きめに出来てて質感もかなりGOOD!

それ以外のコンポーネントも良く改良されてて雰囲気がいい。

ちなみに、オリジナルのルール用のサイコロも付属してます。



ボード上の経由ポイントとなる建物の名前も「博物館」などの
認識しやすそうな、一般的な名詞に置き換わってます。

まあ、ドイツ語なんだけど・・・


リメイク前の作品の方が、良い印象だったというパターンも多いのだけれど
でもせっかくリメイクするなら、こういう感じの仕上がりだと非常に嬉しく思う。

やっぱり前回よりも明らかに良いものに作ってこそのリメイクだと思う。


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