たっくんのボードゲーム日記

No.100
ケルトカード
Keltis Das Kartenspiel
プレイ人数:2 - 4
プレイ時間:約30

ルール難易度 普通、特に難しい点は無い
日本語化 不要




ケルトのカード版です。基本的なルールは同じ。




手札8枚で、カードをプレイするか捨てるかを選ぶ。
プレイしたら、カードの色ごとに昇順または降順で列を作ります。

この辺は同じ。

違うのはボード上のコマを進めるのではなく、プレイしたカード枚数がそのまま点数になるということ。

カード列のカード枚数 9~
得点-4-3-2 10
まあでも得点表を見ても、本家ケルトと同じような感じだ。 例えば、こんな感じでプレイしたなら6枚なので3点。 ところで、一番下になにやら見慣れないカードがあります。 これは、ゴールカードと言っていつでも列に置く(プレイする)ことの出来るカード。 ただし、ゴールカードを置いてしまったら以降はゴールカード以外は置けなくなる。 このゴールカードが置かれた列が全プレイヤーで5つできたらゲーム終了となる。 さて、願いの石も今回はタイルじゃなくてカードです。 同じ数字のカード(色が違っていても良い)を2枚捨てたらその数字に対応した 願いの石カードがもらえる。願いの石カードは1~9まで全部で9枚。 もちろん、これもある程度集めないとマイナス点になってしまう。 ま、たとえばこんな感じですな。 7のカード2枚、場に捨てたら7の願いの石がもらえる。 最後に、得点カード。 こいつらは、他のカードと同じようにプレイするのだが 降順、昇順は気にしなくて良いということになっている。 んで、1枚につき1点。 ただ別の使い方もあって、こんな風にカード列の一番上の数字と 得点カードの数字が同じなら、このように通常のカード列に足すようにプレイすることが出来る。 これでこの列は5枚プレイしたことになる。 こんなとこかな。
Knizia, Reiner
プレイ記


相棒&みっちーと対戦




開始直後、いきなり願いの石を持っていく相棒。ふーむ。。



前回も願いの石の差で負けたので、ここはちょっと対抗しておいた方がいいな、と思った。


カード列を伸ばすのは後回しにして、とにかく願いの石をかき集める。




カード列を作るのに重要なカードとかも惜しみなく放出、そして相棒に拾われる。



ん~、、できれば自分で回収したかったけどまあいいか。


お互い、赤のカード列は作らなかったのでガンガン赤が捨てられる。




カード列はまだこの状況、さすがにやばいか。。




残る願いの石は、6,8,9なのでどれが来てもいいようにスタンバイ。



しかし、それ以外のカードが苦しい。。まだゴールカードとかイラナイし~。

捨てれば拾われそうでイヤだし、かといってプレイするのも苦しいし。キ、キツイ。。


とりあえず、大量の石だけは集まった。




もうどうにもならんので、緑の列は早々にゴールカードを出して終了。



とりあえず、5枚でマイナスにはならんからこれはこれでいい。

代わりにピンクを伸ばす計画なのだが、しかし1,5,7ときてはこれも苦しい。

しかし、直後2枚目のピンク7、そして得点カードの7と連続して神がかりのような引きを見せる。


他の色もまあそれなりに、伸ばすことができた。



相棒もそれなりに長いカード列作ってるけど、、んー待てよ。

1,2,3・・・どれも大体6枚以下だ。

6枚で3点、7枚で6点と、6枚か7枚かで大きな差がある。


ここは、もう終わらしとくべー。



多少のマイナスは覚悟の上で、赤のゴールカードをいきなり出して
これでゴール5列目(ちなみに全部俺の列)、これで終了。

22対28

俺の勝ち。


最終形



相棒「みっちーずっと抱っこしてたから、ハンデだよ~」

俺も途中で抱っこ交代したりしてたのに。。



評価・・・

※評価の基準についてはこちら
ボードを使わない分、どうしてもロストシティと比較したくなるのだが。。
どちらも良くできてるし、どちらも好きなのだが、荒削りっぽさが無い分
こちらの方が好みかもしれない。総合的に見て。

ロストシティの場合はカードの数字がそのまま点数になるので
どうしても大きい数字のカードが引けないと苦しくなる。
そういう、カードの価値に差があるというのが良い部分でもあり欠点でもあったのだが
ケルトの場合は、1枚1枚のカードの価値にほとんど差は無くて、どんなカードが来ても
その組み合わせ次第で、良い手、悪い手という差が出るようになっている。
いろいろ思うところはあるけれど、カード1枚来るかどうか次第というよりは
こっちの方が総合的な完成度は上だと思う。

さて、本家ケルトとの比較であるが、やはり面白さとしてはどうしても一歩劣る。
しかし、こちらはカードゲームという性質上、手軽にできるのでその辺では勝っていると言える。
ただ、劣っているとは言ってもこのサイズのゲームでこれだけの面白さがあるなら、全然アリ。

ケルトの面白さの一端に手軽に触れることができる。

プレイ感で大きく違うのは、願いの石だ。

特に2人プレイの場合、カードを捨てるときは相手がプレイできないカードを捨てる
というのが言わば定石であったのが、願いの石を取るために相手の必要なカードを
捨てざるを得ないというのは、割と新鮮味があった。

残りの石の数字を見ながら、プレイするカードや残すカードを決めたりするのも
本家には無かった感覚でなかなか面白い。

本家ケルトは値段が少々高いので2の足を踏んでいる人には、まずこれをオススメしたい。
ケルトの面白さの少なくとも6~7割くらいは感じることが出来る。

スピンオフ版というのでなければもう少し高い評価をつけてもいいかもしれない。
なかなかの良作。


JohnnyBet



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