No.77
ハチエンダ
Hazienda
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プレイ人数:2 - 5人
プレイ時間:約50分
プレイ時間:約50分
ルール難易度 得点計算あたりちょっとややこしい
日本語化 不要
ボード全景。6角形のマス目で構成されたデザインになっている。ぐるりと取り囲むように色々な絵柄のマスが並んでいるのが土地。 黄土色の広い部分が草原。ぽつんぽつんと点在するようにあるのが市場である。 土地は、山だの森だの沼だのいろいろあって環状に1列に並んでいる。 草原も一応土地の一種ではあるのだが、このゲームでは別物として見た方が分かりやすいと思う。 そして市場。基本的にこれがお金や勝利点をもたらす。 さて、土地には土地タイルというのを置いていく。
で、連続した3枚以上の土地タイルを置くと得点が入る。 写真は5枚目を置こうとしてるところ。 次に草原なのだが、基本的に草原には動物タイルというのを置く。
動物タイルは自分の土地タイルか、同じ動物タイルに隣接するように置く。 んで、市場マスに隣接するように動物タイルを置くとお金がもらえる。 到達した動物タイルの枚数と土地タイルの枚数の合計がもらえる金額になる。 写真の例だと、羊2枚で市場に到達しているので土地タイル5と合わせてお金7がもらえる。 で3枚目の羊でまた市場に隣接しているので今度は3+5=8もらえることになる。 また、決算のとき到達した市場の数によって勝利点がもらえる。 写真の例だと、2箇所隣接しているが到達した市場の数としては1つと数える。 つまり、お金を稼ぐために1つの市場に固執していると勝利点が入らないという図式になっている。 池とハチエンダ 得点を得る主な方法としてもう2つほどある。 1つが池、もう1つはハチエンダだ。 池は隣接している自分の土地タイルか動物タイル1枚につき1点もらえる。 この場合5つ隣接しているので5点になる。 ちなみに池はいろいろな大きさがある。
ハチエンダは、建っている場所の土地グループまたは動物グループの枚数で 1枚につき1点もらえる。 写真の例では5つの土地グループに建っているので5点。 さて、これらの土地タイル、動物タイル、池、ハチエンダを置くには お金を払う必要がある。
お金はカードタイプで質感がいい。 ハチエンダと池はお金12が必要でちょっと高い。 土地タイルと動物タイルを置くには、それぞれ土地カード、動物カード というのをプレイする必要があり、これが有料になっている。 値段はそれぞれお金3で、山札から引く場合は2とちょっと安くなっている。 土地カード
プレイしたら、その土地カードと同じ絵柄の土地マスに土地タイルを置くことができる。 例えば山のマスにタイルを置く場合は山の土地カードをプレイする必要がある。 草原のカードだけちょっと特殊で、既に配置済みの自分の土地タイルに隣接する草原に 土地タイルを置くことができる。 動物カード
基本的に土地カードと同じようなもので、プレイした動物カードと同じ絵の動物タイルを 最初に述べたルールに従って、置くことができる。 ★ゲームの流れ★ 手番では1.購入する(カード、池、ハチエンダ)、2.カードをプレイする 3.収穫チップを置く(割愛・・・) の3つの中から3回までアクションをすることができる。 動物カードは2つの山に分けておき、1つ目が無くなったら1回目の決算(得点計算) 2つ目が無くなったら2回目の決算をしてゲーム終了になる。
Kramer, Wolfgang |
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プレイ記
相棒と対戦。 俺が青で、相棒が赤。相棒の手番から
相棒「じゃこれで、市場につながったから3ペソね」 俺「あいよ」 じゃ俺もそのあたりでいくか。 俺「牛、山、山」
相棒「それって、山なの?」^^; 俺「あー、違うかもね。盆地かな?」 まぁとにかくタイルを置く。
池と接してない分、ちょっと損した感じだけどまぁいいだろう。 しかし、その後・・・
俺「げ」 相棒「へへへ」^^ ジャマされたよ、。 さらにその後。
げー、封殺されたよ。サイアク。 俺「しょうがない、じゃあ山、山、馬とプレイするよ」
真ん中から開拓を始める。
それを見ていた相棒 相棒「羊、羊、沼」
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あ、それ美味しいなぁ。一気に市場2つ接続かー。 俺の手札。軍資金が無い!
新しい市場につないで、とりあえず金を稼ごう
で、地形カード買って・・
開拓する、と。
相棒「あー、そこジャマしとけば良かったかなぁ」 相棒「じゃ、羊×3」
あ、これもけっこう美味しいな。 俺「ハイ、3+4+5で12ルピーだね」 俺もちょっとここらへんで、がっつり資金を仕入れとこう。
羊とブタをプレイして これで15ルピーゲット!
真ん中の土地争いを制したので、これでかなり楽になった^^ なんか右上の方でごちゃごちゃやってるけど、あれはまあいいや。
ほっとこう。 中間決算!
市場接続数では負けたものの、土地タイルはタイル数×2なのでここで逆転! ちょっとリード。 さて、後半戦。まずは、真ん中の土地から出てる羊を伸ばす
新しい市場に接続してこれで10ルピー。 資金に余裕が出てきたので、これでブタを買い漁る
さて、それでどうするのかというと市場をぐるっと巻いて資金を稼ぎつつ
左上の市場接続を狙う。 3マス残しておいて、1手番で一気につなげられる体勢にしておく。 ばれるとジャマされるからね^^; よーしつながったぞ!
稼いだお金で、池やらハチエンダやらやりたい放題。 動物カード、山から3枚引いたら牛が3頭やってきた。
よし、こいつを使ってもう1つ市場接続を狙うか。
あと1マス
ジャマされる
でもね、計算済みなんですよ^^ 手札に1枚、牛があるし、場にも牛が居る。
なので、回りこめる(笑
俺「じゃ、これで接続ね」 相棒「むかつくぅ###」 最終決算
真ん中にドカンと陣取ってそこから効率良く伸ばすことに成功してるのが分かるかと。 ■結果:
俺: | 90点 |
相棒: | 80点 |
ん~~~、、Cかな。Bにするかどうか迷ったのだけれど。。 用意するカードやコンポーネントが若干多く、カードも プレイ人数によって抜かなきゃいけなかったり、セットアップが若干めんどう。 あと、得点計算も少々めんどう。接続した市場数に対する得点は表を見ないと 分からないし、得点パターンとお金もらえるパターンがちょっと多くてねぇ・・・ 1つ1つを見れば全然難しいことは無いんだけど、やっぱりルールブックが手放せない。 プレイ感は思ったより軽く、気軽にプレイできそうな感じなのだが 前述の様々な面倒臭さがそれを帳消しにしてしまっている気がする。 なんかもったいない。 タイルも表と裏で別々の動物や色になっていたりで、できるだけコンパクトに 纏めたつもりなのかもしれないが、このへんもちょっとアレ?と思ってしまう。 さてゲームの内容はというと、1手番で3回まで行動できるという ちょっとニガテなアクションポイント制チック。 特にちょっと考え込んだときなど「あれ?今何回目だっけ?」とか、なりやすい。 そういうのが微妙にイヤなんだよなぁ。。 2人プレイでの感想ではあるが、全後半問わず起伏に乏しく 陣取りゲームのようでありながら、そんなにカラミが多くない。 上級マップの方が、入門マップに比べればカラむけれど それでもやっぱり消化不良な感は否めない。 戦術みたいなものも見えづらいし、じわじわ来る面白さみたいなのは感じづらい。 ちなみに土地グループの得点、タイル数「×2」というのはちょっとゲームバランスを 崩してるんじゃなかろーか?? ただ、土地タイルを置いたり市場に接続したりするのはそれなりに楽しい。 けどその先が無いんだよなぁ・・「広く浅く」というのがしっくりくる感じ。 その割にいろいろめんどい。。 もう少し手軽にできれば稼働率も上がるんだけどな。。 ■1/24 追記 うーん、純粋な面白さだけならギリギリB付けてもいいかな・・・とは思うんだけど。 やっぱりいろいろめんどう、どうしてもそれが先に立ってしまう。 若干チケットトゥライドに似てる感じがするので比べてしまうのだが あちらは目的地カードという指標があり、それを達成したときの満足感があるのだが この作品はどうもピントがぼけてる感じがする。 ジャマをされてもあまり痛くないし、絶望的な状況というのが生まれにくいと思う。 してやったり感、やられた感があまり無いと言える。 このゆるゆる感は女性向きかもしれないな、個人的にはちょっと合わない。 あー、でももうちょっとプレイ人数が増えれば変わるのかもしれないな。 もうリリースしちゃったけどwJohnnyBet ツイート