たっくんのボードゲーム日記

No.320
フォーセール
For Sale
プレイ人数:3 - 6
プレイ時間:約15

ルール難易度 簡単な部類に入る
日本語化 不要

不動産を競り落として、今度はそれを売却して利益を稼ぐゲームです
※ちなみに旧版と新版ではちょっとルールが違っています


とりあえず、新版ルールではこんな感じの初期資金を受け取ります。
3~4人プレイ 5~6人プレイ
資金18ずつ 資金14ずつ
これらの初期資金をつかって より価値の高い物件を競り落とします。 物件カードは全部で30枚あって、1~30までの数字が付いています。 この数字が物件の価値 獲得した物件カードは、売却して小切手カードに交換します。 基本的には、獲得した小切手カードの額面の合計で勝敗が決まります。 小切手カードは額面0から 15まで、各2枚ずつ。こちらも合計30枚あります。 ざっくり言うと、こんな感じ フェーズ1では、初期資金を使って物件を競り落とします。 フェーズ2では、フェーズ1で競り落とした物件で小切手を競り落とします。 最終的に獲得した小切手の額面の合計が最も多いプレイヤーの勝ち。 ※フェーズ1で余った資金があればそれも加えます 手順としては初期資金を配ったら、物件カードをプレイ人数と同じ枚数だけオープンにします。 手番では、手元からお金を出して入札します 次のプレイヤーは、前のプレイヤーより多い金額を提示しなければなりません。 降りることにした場合は、提示した金額の半分(端数切捨て)と場に出ている物件カードのうち 最も価値の低いカードを獲得します。 残りの半分は、銀行(全体のストック)に払います。 ただし最後まで競りに残ったプレイヤーだけは、最も価値の高い物件カードを獲得できますが そのとき提示した全額を銀行に払わなければなりません。 物件カードは人数分、出ているので資金が尽きていても何かもらえます。 すべての物件カードが取られたら、また山札からプレイ人数分のカードを並べて 同じように物件カードを競り落としていきます。 次のスタートプレイヤーは、最も高い価値の物件カードを落札したプレイヤーから 全ての物件カードが落札されたら第2フェーズに移ります 今度は、第1フェーズで落札した物件カードを資金にして 小切手カードを落札します。 このフェーズは、ハゲタカの餌食と大体同じような感じ 手札の物件カードを1枚選んで 他のプレイヤーに見られないように伏せて出します 全員、1枚選んで伏せて出したら 一斉にオープン! 価値の高い物件カードを出した順に、場にオープンにされた価値の高い小切手カードを獲得します。 小切手カードの山札が無くなったらゲーム終了 第1フェーズで余ったお金(あれば)と小切手の合計が最も多いプレイヤーの勝ち ちなみに、これが旧版のコンポーネント(Geekより) 特に、コインと小切手カードの雰囲気がGOODですね
Dorra, Stefan
プレイ記
イズナさん、ツエツキさん、フォルテさん、俺の4人プレイ


4人プレイなので、物件カードは1人7枚ずつ獲得することになる

慎重に入札せねば・・


最初の物件4枚


むむ、、7は取りたくないな

手番はフォルテさんから、俺が最後

入札が2、3、4と来たところで

(降りたとき戻ってくるのは端数切捨てなんだよな・・)


だったら偶数で入札しておいたほうがいいかと思い、6で入札



フォルテさん「降ります」

ツエツキさん「降ります」

イズナさん「降ります」

あ、やっぱ5にしとけば良かったか^^;



しかし、出てきた物件カードの組み合わせと手番順次第では


こんな物件をわずか1金で落札できちゃったりもするわけで


ぬお、1とか6は取りたくないな


スタートプレイヤーの俺は2金でまず入札

端数切捨てというのが効いているらしく、みんな偶数で入札する


俺「降ります」


価値22の物件も1金の支払いで難なくゲット


イズナさん2金、俺4金で入札する




第1フェーズ終了。結局こんな布陣になった。




さあ、ここからは小切手の競り

1回目は様子見で15を選択してみると


フォルテさん:4
ツエツキさん:1
イズナさん:9

あれ、勝っちゃった^^;


$13の小切手ゲット




次は


11、9、9、3というラインナップ

まあドベじゃなければ良さそうな感じ



けっこう高額なカードをゲットできたのだが




まだ手札には、比較的高級な物件が残ってる




しかし後半は、みんな温存していた切り札がバシバシでてきてさすがにこれには勝てず




でも前半の貯金とフェーズ1で使わなかったコインが効いて、みごと勝利




評価・・・

※評価の基準についてはこちら
・・・ぬるい。。

いや、たぶん普通に良いゲームだと思うんだけど
ルール読んで、すごい面白そう!と思っていた分、その落差にちょっとがっくり来た感じ。

敢えてどれだけの人に共感してもらえるか分からない書き方をするんだけれど


必勝の気迫を感じられないヌルゲー

と思った。

勝負どころに備えて、いつヤマ場が来るのかな?と思っていたら
とうとうゲーム終了までヤマ場がなかった。

終始「こんなもんかな?」という感じのプレイ感。

プレイ人数にもよるかもしれないけれど、フェーズ1の物件カードの競りも
入札の応酬になるようなことはほとんど無かった。

ちょっと入札したと思ったら、みんなすぐに降りてしまう。

全員何かしら必ずもらえる、というのは少なくともこのゲームではちょっと失敗だったんじゃないかと。

緊張感が無くて。。


ルールとしては、とても洗練されてて無駄なものが一切無い美しいデザインに見えるんだけど
でも実際やってみるとどうも「教科書どおり」というのが先に立っちゃうな。

ちょっとこれは残念だったかな・・・


テーマ性は良さそうなものがあるんだけど、ゲームとしてはハゲタカの餌食の方が面白いと思うな。

2012/11/14


JohnnyBet



レビュー一覧へ


たっくんのボードゲーム日記