たっくんのボードゲーム日記

No.306
ディヴィナーレ~倫敦の霊媒師
Divinare
プレイ人数:2 - 4
プレイ時間:約30

ルール難易度 普通、特に難しい点は無い
日本語化 不要

赤、青、黄色、緑の4種類のカードを使うゲームです。


各色(スート)ごとの枚数が超重要なので良く見ておいて欲しい。

全部で36枚あるのだが、1ラウンド中に使うのは24枚だけ。

残りの12枚は誰も見ずに(そのラウンドでは)ゲームから完全に除外します。



使用する24枚をプレイ人数で割った枚数が、1人分の初期手札になります。


4人プレイ⇒6枚ずつ、3人プレイ⇒8枚ずつ、2人プレイ⇒12枚ずつ


このゲームの目的、それは

配られた24枚のカード構成を当てること

緑はたぶん6枚かな?とか、赤は全部で6枚しかないから今回は0枚かもしれないとか

ズバリ当てられれば3点 ニアピンでも1点もらえます

しかし・・ハズレの場合は-1点



各プレイヤーはキャラクターカード1枚と、予想用のトークンを4つ受け取ります。







予想トークンを置くための小ボードが4枚あって、もちろんカードの色と対応しています。



ボードには数字が書かれていて、これが予想枚数。


ここに予想トークンを置いていくのだが
より確率の低い枚数を的中させた場合は追加ボーナスがもらえます。



ラウンドの最初に予想トークンを4つのボードの中央に置きます。




手番ではカードを1枚、手札から選んで表向きに置きます。



そしたら、プレイしたカードと同じ色のボード上のトークンを移動させます。



重要ルール ・カードをプレイしたら、対応する色のボード上の自分のトークンを必ず動かさなければならない ・トークンはボード中央に移動させる(戻す)こともできる  ※その場合、その色についての得点は0点になる ・ボード中央に戻す場合以外は、1マスに置けるトークンは1つだけ
ゲームが進んでいけば、だんだんと24枚の構成が明らかになっていきます 24枚のカード全てが場にオープンになったら1ラウンド終了 予想枚数がピタリ的中したら3点、ニアピンなら1点、ハズレは-1点をそれぞれのボードについて受け取ります。 ちなみにニアピンというのは、的中のマスに隣接するマス シングルボーナスでニアピンまたは的中させることができたら追加ボーナス1点 ダブルボーナスなら2点もらえます。 ただし、ボーナスのマスでハズれてしまうと、もらえるのは シングルボーナス:-1点 ダブルボーナス:-2点 となってしまう。 全4ラウンドやってゲーム終了なのだが ところどころでカードドラフトを行います 4人プレイの場合は 読み方としては、全員の手札が左に書かれた数字の枚数になったとき 右に書かれた数字の枚数だけ、手札から伏せて右隣のプレイヤーに渡します 最初は6枚のとき、つまりラウンド開始時にすぐにドラフトを行います。 手札が配られたら 3枚選んで伏せて、右隣のプレイヤーに渡す とすると、自分は左隣から3枚受け取るのだが 全員が3枚伏せて出すまで、渡されたカードを見るのは不可! 同様に、ゲーム中に全員の手札が4枚、2枚になったとき それぞれ、2枚、1枚を手札から選んで右隣に渡します。 こちらは3人プレイ用 枚数が変わっただけです。 2人プレイのときのみ、ちょっとだけ特殊で 最初に2枚選ぶのだが、選んだ2枚は渡すのではなく場に伏せて置きます 2人プレイなので伏せられたカードは4枚 この4枚はラウンドの最後に、プレイされたものとみなして 場にオープンにされます。 ※このとき、予想トークンの移動は行いません 4ラウンド終了時、もっとも得点を稼いだプレイヤーの勝ち
Brett J. Gilbert
プレイ記
相棒と対戦 トークンの色は相棒が赤で、俺が銀


※写真では11枚しか写ってないように見えるのだが、もう1枚青いカードが重なってます


2人プレイではラウンドの最初にカードドラフトではなく、2枚ずつ伏せます。


伏せられた2×2=4枚は最後にカード列に足されるのだが
赤と緑を選択してみる。

なんでこの2枚を選択したのかは、、よく覚えてないw

しかし、相棒はさらに上手だった。

相棒「あれ、あたし何色伏せたんだっけ?」

いやいや、伏せたの今だよね?^^;

俺「じゃあ、見ていいよ」

相棒「いや、いい」

なんだこの楽勝ムード・・


手番は相棒から


黄色を出してきたので、俺も被せておく


お互い、黄色と青を2枚ずつ出したところでカードドラフト




相棒から回ってきた4枚


うわ、黄色だらけ。

ま、一番枚数が多い色だからそこまで偏ってるわけでもないんだけど。


情報を与えないために、回されてきた黄色を中心にプレイする。




すると、ついに音を上げたのか赤いカードをプレイしてきた。予想は4か。


赤いカードは全部で6枚。1ラウンドで使われるのは全36枚のうち24枚、つまり3分の2だから
確率的には4枚というのは平均値だ。俺の手札に回ってきたのは2枚だから、これまた平均値。

そう考えると相棒の手札にも2枚あって、そのうちの1枚をプレイ。
もう1枚は保険用にと思ってるんじゃないかと考えると非常にしっくりくる。

4枚予想が当たっていそうな雰囲気になってきたら、残った1枚はドラフトで
押し付けてくることも容易に想像できる。

うーむ・・・


しかし、ありかを知っている枚数が2枚だとしたら4枚予想というのは
若干大胆すぎる気もする。

伏せてるカードもあるし。

結局、相棒が知っている枚数は3枚と踏んで、自分の2枚と合わせて5枚予想。





どうも黄色と青の枚数は平均値よりも多そうなので
必然的にその分、割を食ってる色が存在することになる。


緑は、こんなもんかな。


2回目のカードドラフト。


1回目のドラフトで回ってきた黄色2枚を渡す。

理由はもちろん情報のシャットアウト。


相棒から回ってきたのは、赤と青。


てことは、たぶん手札に赤は残してないな。
赤に関してはもう最初に1枚伏せてくれてることを祈るのみだが。
(俺も1枚伏せてるので、そうしてくれてれば合計5枚になるので)



ザクザク伸びる黄色と青の列。


手札の残りは2枚。


お互い全カード出し切った。



さて。。


せーのどん!!


俺「あーーー、マジか!最悪だ」



予想トークンが置かれているかどうかに関わらず、的中のマスに青いチップを置いていく。
同様にニアピンとかマイナス点のチップも置いていく。



・・・

見ての通り、ほんとにサイアクです。


俺「合計マイナス?」

相棒「そうねぇ(笑」


気を取り直して第2ラウンド


やたらと緑が多い。つーか青が1枚もない。

伏せるカードは赤2枚を選択。


黄色がスタートダッシュを決めるのだが、相棒の予想が極端に少ないのが気になる。


しかし枚数が多いから最初は適当、というかカモフラージュという可能性もありそうだな。

黄色は俺のところに3枚しか来なかったことを考えると、相棒のところには平均より多く入っている
と見るのが妥当のような気がする。


さて、カードドラフト


相棒から渡された4枚は・・やはり

てことは、待てよ。。

青のカードがまったく見当たらないぞ。


当然のごとく、ガツガツ伸びていく黄色。




相棒が出してくるカードも、俺が渡した緑のカードなので新しい情報が入ってこない・・


予想値が少ないのは手札の枚数が多いからだろう。これは確定。



2ラウンド目、2回目のカードドラフト


やはり、1回目で大量に渡した緑がそのまま帰ってきた。

つーか結局このラウンド、1枚も青を手にできなかった。
相棒も0枚であることを祈る。。


手札は残り2枚。しかし赤と青のところにはまだ1枚もプレイされていない。




ようやく赤を出す。


相棒は0枚とみて、3枚の予想。


祈り虚しく、相棒は青を1枚持っていた模様。




赤も1枚持ってたか・・


(でもその予想はハズレだよww)


第2ラウンドの結果


相棒「青1枚だけしか無いんだけど、この場合どうなるの??」

俺「ニアピンでいいのかな・・」


あとでルールブック読み直してみたら
「非常にレアなケースですが、ボードに書かれた数字以外の枚数だった場合は誰もポイントチップを獲得しません」
と書いてあった・・・



なにはともあれ、これでようやく借金返済完了。やっときれいな身になった。



相棒は、、・・なんじゃあれは。。。。。





第3ラウンド配牌


ちょっと考え方を変えることにする。
今度は敢えて総枚数が多い緑と黄色を伏せておくことにする。


赤とかに比べて1枚が持つ価値は薄くなりがちだが、だからこそ
その微妙な差で優位に立とうと。

枚数の少ないカードは、ありかもバレやすい感じなので。


気分を変えて理牌もしてみる。



このラウンドは枚数の少ない赤が積極的にプレイされる。


俺は混乱を誘えるかな?と思い、6枚予想に置く。


3ラウンド、1回目のカードドラフト


(前回ラウンドと違って)今度は大量の青が来た。

しかし、それよりも注目した方が良さそうなのは赤。

俺が予想6枚に置いているのに、自分は3枚予想でいいと思いつつ
赤を渡してきたとは考えにくい。

つまり、相棒の手札にも1枚赤が存在すると見ていいだろう。

この時点で赤の枚数は5枚あることになる。

もし相棒が赤を1枚伏せていれば6枚だ。

俺の予想トークンは6枚で動かさないのが良さそう。

となれば、2回目のカードドラフトでこの赤2枚は押しつけてしまおう。

そのとき相棒が、自分の残り1枚の赤を渡してくるとも考えにくい。

大量に持っている(渡された)青はどうせ出さなきゃならんのでガツガツ適当に出す。


あそこはニアピンでいい。

さて2回目のカードドラフト


当初の予定通り、赤2枚を渡す


相棒から来たのは緑と黄色



渡した赤2枚は速攻でプレイされて、相棒の手札残りの2枚は闇の中



今回は1番枚数が多いはずの黄色が極端に少ない



俺の手札、残りは緑2枚



一旦中央に戻すことにする


ここに至っても皆目見当がつかないので、最後の1枚でどうとでも動けるようにしておく

つもりだったのだが、予想外にこれが混乱させたらしく

相棒「うーん、、、、、こっち」


お、それはハズレだぞ^^

相棒「真ん中に戻したからさー、少ないのかと思って」

俺「あー、なるほどねぇ」

緑は最初に1枚伏せているので、俺は当然6に置く


相棒「緑、最後失敗しちゃった」


しかし、それでも2つも的中させてくる相棒

もうこの時点で負けはほぼ確定


やっと獲得したプラスの得点チップ




第4ラウンド

(略) ※一応このラウンドは俺が若干優勢でした




トータルの結果

たっくん 相棒
ボロボロ、惨敗でした。 最初の2ラウンドの失点がキツ過ぎた

評価・・・

※評価の基準についてはこちら
ホントはプレイ記付きでアップしようと思っていたんだけれど
ちょっとルールミスをしていたことが分かったので今回はナシ。

ちなみに、何を間違っていたのかと言うと

・ボーナスチップはニアピンの人ももらえる(的中の人だけもらっていた)
・ニアピンは的中のマスに隣接するマス
(two spacesと書かれていたのを勘違いして2マス離れたマスもニアピンにしてしまっていた)

なので、プレイ感がかなり緩くなってしまいなかなか差がつかなかった。。


でもこれはかなり面白かった。暫定ではあるけれど、Aを付けておこうと思う。
リメイク元となったゲームは別にあるみたいだけど、このシステムを見ると
やっぱりメンバーズオンリーと良く似ていると思う。

そして、良くブラッシュアップ出来てる。

コンポーネントもシンプルかつ美麗になり、メンバーズオンリーでは
カードは最初に配られたものを出すだけだったのに対して
本作ではカードドラフトが取り入れられて、かなりゲームが立体的になっている。

さらに、予想トークンを置くには対応する色のカードをプレイする必要があり
しかもプレイしたら必ず動かさなきゃいけないのであまり余計なカードを持っていると
せっかく的中していそうなトークンを動かさなきゃいけなかったり。

この予想トークンを配置する縛りと、カードドラフトシステムが
実にうまく噛み合ってて非常に面白い。

もう動かしたくない色のトークンに対応したカードは
カードドラフトで他人に押し付けてしまえばいいとか
逆にどいて欲しいと思ったら、やはりその色のカードを渡してあげれば
動かさざるを得なくなる。つまりどいてもらえる。

もちろん、特定の色を大量に握りつぶして情報を与えないという作戦もアリ。


そういうのがもろもろ分かってくるまでちょっと時間が必要かもしれないけれど
面白さそのものは、たぶん初見でも十分分かると思う。

ついでにコンポーネントデザインも良く出来てて美しい。
カードはたぶんチケライと同じ品質だと思う。

2012/08/24


■2人プレイ追記

メンバーズオンリーがどっちかというと多人数向きな感じだったので
これはどうかなぁ?と思っていたのだが、全く問題なく面白かった。

メンバーズオンリーにも応用すれば、あちらも2人プレイ可能なんじゃないかと思ったくらい。

これ、傑作かもしれない。手に入るうちに保存版を買っておこうかな。
コンポーネントも美しいし、所有欲を十分刺激してくれる。

ついでに、今持ってるのは箱が破れてしまったので・・・

※箱は十分ちゃんと作られてます。品質はとても上質な出来。
ただ、自分が間違えて箱の上に座ってしまっただけです。


2012/09/23


JohnnyBet



番外編

良く出来たデザインと質のカードなので、これは是非スリーブに入れて保護したいと思ったのは
たぶん自分だけではないはず。。


でもカードの寸法が少々特殊で、なかなかピッタリのスリーブが無いんですよね。

と思っていたら、ツイッター経由でこういうスリーブがあるらしいというのを知って
ちょっと入手してみました。

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届いたのでさっそく入れてみる

#


合わない・・・orz


いや、ダメではないんだけど、ぴったりフィットしない。。

上のほうが余ってるのは切り落とすことで対処可能だけれど
側面が余ってるのはどうしようもない。

人によりけりだと思うんだけれど
少なくとも個人的には、これはナシかも・・






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