No.116
冷たい料理の熱い戦い
Die Heisse Schlacht am Kalten Buffet
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プレイ人数:2 - 6人
プレイ時間:約30分
プレイ時間:約30分
ルール難易度 簡単な部類に入る
日本語化 不要
料理タイルを集めるゲームです。料理には点数が付いていて、左下のロブスターが最高点の7点。 ボード全景。さっきの料理タイルは積み重ねられて真ん中に置かれる。
よーするにすごろくなのである。 右下の矢印が付いているマスからスタートして、サイコロを振って 赤いマスにたどり着いたら、料理タイルを1枚もらえる。 ちなみに赤いマスにぴったり止まったら2枚もらえる。 ここがスタート
料理タイルは何枚もあるので当然、何周もして集めていく。 例のロブスターは一番下に置かれている。 サイコロは1つずつ、3つまで振ることができる。 1個なら出た目そのままの数進めるのだが 2個なら出た目の2倍、3個なら3倍進めることができる。 たとえば、これなら1、4なので
(1+4)×2 = 10マス こんな感じなら、、
(1+4+2)×3 = 21マス ただしサイコロの目の合計が8以上になってしまった場合は スタートに戻らなければならない。 なので、8以上になってしまうかなと思ったら振るのを途中でやめてもいい。 他のプレイヤーが居るマスに止まったら、上に乗ることができる。
んで、下のコマのプレイヤーは自分の手番のときサイコロを振る数を 上に乗っかっているプレイヤーの言うとおりに振らなければならない。 そうして、乗っかっているコマも一緒に進む。 そのうえ、この状態で赤いマスに到着したら料理は上に乗っているプレイヤーに 持っていかれてしまう。 8以上の目が出たら仲良くスタートにもどる。。 ロブスターの料理が取られたらゲーム終了。 得点の最も多い人の勝ち。点数が同じ場合は料理タイルの多い方の勝ち。
Randolph, Alex |
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プレイ記
相棒と対戦。相棒が赤とオレンジで、俺が緑と青。最初の料理は・・・まあまあかな。 つーか乗っかってくるな! 相棒、難なくゲット。
その次の料理が美味しくねぇなー・・ もはや、取りにいく気はさらさら無く、ほとんど作為的にバースト。
とりあえず乗っかっとく?
でもバーストで仲良くスタートへ。
目の前の不味そうな料理。いらねぇ。
俺の緑のコマを動かす手番で5を出す。
しょうがない1点でも取っとくか。 そのあとに出てきたご馳走。
当然、猛ダッシュで取りにいく! しかし、俺の青と緑はことごとくバースト。 スタート地点から動けず。。
こりゃもう取られたかな・・・ もちろん取られた。そして顔を出したのはへっぽこ料理。
俺が取った料理。
微妙なクマさんグミとか、骨だけの魚とか、料理じゃねーし! 相棒「あ、やったぁ!」
相棒「ぴったり止まったよ~」 相棒「2皿ゲット!」
なんか、俺の料理とずいぶん違うんですけど・・・ 相棒の豪勢な料理たち。うまそう。。
終盤、割と美味しそうな料理が出てくる。 手番は相棒。 相棒「じゃ、オレンジ振りまーす」
ここで6が出てしまうと乗っかられる。。 出た目は
アブネー・・ 次、俺の手番。ここで奇跡が起こる。
ヤッホー!2皿ゲット、しかも2皿目はロブスター!! 大逆転勝利!
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プレイ記2
今回はMAXの6人プレイ俺は青 手番はSさんから
Sさん「まだ振ります」 そしていきなり奇跡は起きた!
「いきなりですか、すげー」 ゲーム開始数秒で、得点タイル2枚獲得していったSさん
点数は若干微妙ですが・・でもいきなり21って初めて見たかも さらに、続くイズナさん
イズナさんもすごい、18
Kさん(黄)の上に乗っかるツエツキさん(赤)
あれに便乗したいな(笑 Yさんはバースト
さーて俺の番 よっしゃー4だ
俺も乗っかる
人の手番でここまで運んでもらい・・
ツエツキさんの手番、出た目が4だったので
ここでストップすることにする 俺の手番、6が出たので
料理タイルをゲットしつつ、ツエツキさん(赤)からイズナさん(オレンジ)に乗り換える 他人にたかって生きる男・たっくん^^; シャンパンを獲得!
そして、イズナさんにここまで運んでもらう
そして2枚目のお皿をゲットしたのだが・・
今度は逆にイズナさんにマウントポジションを取られる
形成される3段タワーの頂点を狙う・青たっくん
次の料理はなかなか美味しいぞ ここからツエツキさん 6を出して、みごとピッタリゴール
料理2皿ゲット しかし、ここから俺の手番 出た目は14!
俺もピッタリな上に、ツエツキさんの上におんぶさせてもらうことに成功
そろそろ料理も残り少なくなってきた またしてもSさんがピッタリ赤いマスに止まって料理タイル2枚取り
残りはロブスターだけだ この状況、チマチマ進んでいてもロブスターにはありつけない 狙うは一発逆転21のみ
しかし、連続で失敗 ロブスターはKさんが獲得して終了 取れた料理は・・4枚で17点
こちらはSさん同じく17点だけれど、取った枚数が多いのでSさんの勝ち
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これ面白い!なんという手軽な面白さ。 基本的には単なるすごろくだし、見た目通り思考的なゲームではない。 でもサイコロの使い方1つでこんなにも面白くなるものかと思わせてくれる。 ヘックメックとちょっと似たプレイ感なのだが、面白さとしてはこちらが1枚上だと思う。 バーストさえしなければ、振ったサイコロの数が多いほどたくさん進めるので 1とか2がたて続けに出ると思わずにんまりするんだよねー。 でも赤いマスにぴったり止まったら2皿もらえるので、近くに来たら 2とかでやめておくとかいう選択肢もあったり、逆に他のプレイヤーに 取られそうだったら急いで取りに行ったり。 でも、1点とか2点のショボイ料理だったら、敢えて自分は取りに行かずに その次に高得点の料理が出てくるのを待ってみたり でも、そんなことを考えてボヤボヤしてたら上に乗っかられちゃったり。 21マスで1周なので、サイコロ3つで7を出すと一発逆転なんかがあったりして こんだけシンプルな中に、思った以上のいろんなドラマがあってゲームを盛り上げてくれる。 かなりパーティゲーム向き。でも2人でもぜんぜん面白い! 簡単なコンポーネントなので自作は十分可能。 なんだけど、再販してくれないかなぁ? こんだけ面白いのに絶版で入手困難なのは非常にもったいない。 安価で手に入るなら絶対買うよこれ。 もう一度繰り返しておこう、面白い! ■追記 なんとかまともな値段で製品版が手に入りました。 このあといろいろな人たちに出してみたんだけど ヒット率100%で楽しんでくれました。 やっぱ名作なんだなぁ~。 ■6人プレイ追記 2人プレイは、ちょっとだけ特殊かな。 3~6人なら、プレイ人数による差はあまり感じない。 ダイスはこういう風に使うとジレンマや楽しさが生まれるんだというのを とても良く感じられる作品。ダイスゲームのお手本ですね。 2013/02/12JohnnyBet ツイート