No.87
キャントストップ
Can't Stop
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プレイ人数:2 - 4人
プレイ時間:約20分
プレイ時間:約20分
ルール難易度 簡単な部類に入る
日本語化 不要
ボード全景 ボードの画像はギークから拝借してきた。コマはマンハッタンのを利用。。2~12まで11本の登山ルートがあって、頂上を目指します。 7のルートが一番長く、端に行くほど短いマス数で登頂できる。 じゃあそれなら端のルートを登るのが有利かというと、そうでもないようになっている。 手番ではサイコロを4つ振って・・
2つずつのグループに分ける。
このときの目の合計と同じ数字のルートを登ることができる。 この分け方の場合は3と5。
3と5のルートを登り始める。。 つまり、2とか12は確率的に出にくいのでルートが短くなっているのだ。 サイコロは手番中、何回でも振ることができる。
これで3のルートをさらに1つ、そして8のルートを登り始めることが出来る。
サイコロは何回でも振って、グループに分けて、登ることができるのだが 手番中、登ることのできるルートは3箇所までで いったん登り始めたらルートを変更することはできない。 今回は3,5,8を登るのだが。。
こんな風に、どう2つずつ組み合わせても現在登ってるルートの数字に することが出来ない場合はバーストとなって登ったコマは水の泡(滑落) になってしまい、手番終了。次の手番では、また最初から登りはじめなくてはならない。 そうなってしまってはイヤなので、そろそろバーストが怖いなと思ったら ビバークすることができる。
ビバークすると手番は終了してしまうが、次はビバークした位置から登り始めることができ バーストしても直前にビバークした位置から再開することができる。 ようするに頃合を見計らってビバークしていった方が賢明なのだが どうしてもついつい、「あと1回だけ振りたい!」となってしまう。 まさにキャントストップ(止められない)なのだ。 3箇所、先に登頂したプレイヤーの勝ち。
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Sackson, Sid |
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プレイ記
相棒と対戦。。とりあえず6,7,10を登ってみる。俺が青で、相棒がオレンジ。 うーん、こんなもんでビバーク。少々チキンかな^^;
相棒は5,7,8を選択。
相棒も割とチキンにビバーク。うーむ、堅実過ぎる^^;2人して
これじゃ、キャントストップじゃなくてキャンストップだよ(笑 これはイカン。一転して積極的に6をガンガン登る。
さすがに、これはビバークでもいいでしょ。
ビバーク、ビバーク・・と。やっぱチキン?^^; 5,6,8を登る。出やすい目だからと、油断していた。。
バースト!やっちまった・・・滑落じゃ。。
どう組み合わせても5,6,8にはならん・・ 7が登頂に成功!6もあともう一歩。こりゃ勝ったかな?
しかし、、信じられんことに相棒、一発で12のルートを登頂してしまう。
マジかいな・・・ あとが無くなった俺、少々ムリをして10のところの登頂を目指すが あえなくバースト・・・玉砕(T_T 最終形、3,8,12を登り切って相棒の勝利。
2を狙ってたんだけど、全然目が出ないし 後半はバーストしまくるし・・まったくもー。
なかなかナイスなサイコロゲームだと思う。 ただ堅実に行く人ばかりだと盛り上がりも何もなくなってしまうので やっぱりある程度は冒険した方が面白くなる。 というより、ついもう1回振りたくなる感じがあって ゲームのタイトルにも表れているのだが。。 そのへんでゲームバランスが取れてるんだろーな。 いわずもがな、バーストしたときがやってる本人も まわりも「わ~!」ってなるのだが 4つ振ったサイコロをとりあえずいろいろ組み合わせてみるので 振った瞬間、出た目に対してワッとなることはあまりない。 どちらかというと、ちょっと考えた挙句、「あ~ダメかぁ」ってなる感じ。 そういう意味じゃ、ゲーム性として意外に地味。 ヘックメックなんかと違って、相手の振ったサイコロの出目に それほど関心がいかないので割と待ち時間は暇。 何度もサイコロ振って考えるからけっこう待つし。 なので、これは少人数の方がいいと思う。 人数が増えると多分、ダウンタイムの長さが気になりだすハズ。。 なんというか、ワクワク感は無いんだけどドキドキ感はある、と言ったらしっくりくるかな。 この目が出てくれたら嬉しい!というより常にバーストの恐怖と闘いながら 「あとちょっとだけ」という感覚との間に生じるジレンマが楽しいゲーム。 まぁまぁソロプレイ感は強めな印象だけど、これはこれで良いんじゃないだろうか。 今回の評価は楽だった。あまり迷う余地無くBと言える。JohnnyBet ツイート