No.318
ザ ボス
The Boss
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プレイ人数:2 - 4人
プレイ時間:約50分
プレイ時間:約50分
ルール難易度 普通、特に難しい点は無い
日本語化 不要
8つの街を牛耳るギャングに自分の手下を送り込んでたくさんの上納金?をゲットするゲームです 街カードには番号が振ってあって、番号順に左から並べます。 システムとしては一種の競りで、各街ごとにもっともたくさんのキューブ(構成員)を 送り込んだプレイヤーが、その街から報酬をゲットできます。 要するにキューブが、お金みたいなもん。 大きいキューブはラウンドの最後に、送り込んだ街から帰ってきますが 小さいキューブは鉄砲玉で、1回こっきりしか使えません。 あと、小さいキューブは必ず大きいキューブとセットでなければ置けません。 鉄砲玉だけでは仕事をしてくれないんですね。 しかし、同じ街であってもその報酬はラウンドごとに変化します。 ニューヨークなら最大$3の報酬が出ることもあれば、0のこともある。 しかし、、他の街はもっと怖ーいことになっていて メンフィスでは、4分の1の確率で「病院送り」が出てしまうことがある。 どういうことかというと、報酬がお金ではなく「病院送り」だった場合 この街にキューブを最も多く送り込んだ(落札した)プレイヤーは 次のラウンドは大きいキューブを1つ失います。(その次のラウンドになれば戻ってくる) どの報酬が出るのか? もちろんラウンドの最初には分かりません。 街カードの下に報酬が書かれたカードを伏せて置きます。 報酬の内容は、街によって3~5パターンあります。 ちなみに、シカゴだけはちょっと特別扱い。(後述) 黄色の街はボストン ここには病院送り以外のほかに、「牢獄送り」というさらにきついペナルティが出る場合があります。 牢獄送りになってしまうと2ラウンドの間、キューブを1つ失います。 でも、$3も2つ入っているので魅力的な街でもあります。 でもカンザスシティは、さらに怖い場合があります。 拳銃が出てしまうと、大きいキューブを1つ完全に失ってしまいます。 撃ち殺されちゃうわけですね。。 フィラデルフィアは最もリスクの高い街 賞金が出るのは3分の1の確率しかありません デトロイトでは大抵の場合は報酬が出るけれど・・・ シンシナティはちょっと変わった街 一番右の×印つきの人の影を落札してしまうと その後のラウンドで、シンシナティの街に入札することができなくなる。 出入り禁止チップをシンシナティの街カードの上に置きます。 シカゴを牛耳るアルカポネ(たぶん) ここを落札すると、リスクなしで賞金が出るのだが・・ シカゴだけは、他の街にキューブを送り込んでからでないと、キューブを置くことができない。 手番では街を1つ選んで、キューブを送り込みます 他のプレイヤーのキューブが既に置かれている場合は、キューブ数で上回るように置かなければなりません。 ラウンドの最後に伏せられたカードをオープンにして、落札したプレイヤーは報酬or罰を受け取ります 獲得した報酬は、このボードで記録します。 あと、牢獄や病院送りになったキューブもここに置きます で、その報酬の内容を決める重要なカードだが・・街ごとにバックが色分けされていて 報酬のパターン数と同じ枚数があります。 たとえば灰色のシンシナティの街なら4パターンなので全部で4枚あります。 裏返してみると、もちろん報酬の内容が描かれています。 各街の報酬カードを1枚ずつ伏せて置いたら 残りのカードは各プレイヤーに配ります。 もちろん、手札にまわって来たカードは報酬になる可能性はゼロ。 この例なら、青の拳銃が自分の手札にあるので 青の街(デトロイト)は、このラウンドは100%安全ということが分かる。 でも、だからと言っていきなりキューブを置いてしまうと、あっさりバレてしまい・・・ そして、手番では必ず手札から1枚選んで場に出さなければならない。 なので、だんだん報酬が何なのか明らかになっていきます。 ■手番でやること・できること 1.街を1つ選んで、手元から任意の数のキューブを置く(任意) 2.手札から1枚選んで、場に出す(必須) 全員がカードを出し終わったら1ラウンド終了で、伏せられたカードをオープンにして 報酬や罰を受け取るのだが 手札が全員1枚になったら、このときだけはキューブを多く手元に残している順に手番が回ります。 キューブをあまり置かずにたくさん残していると、最終ターンで先に手番をやらなければならない。 他のプレイヤーのカードも、バックの色だけは分かるので これも報酬の中身を推理する重要な手がかりになります。 アルカポネのシカゴの街の報酬は、シカゴより左側に置かれた街の 一番最後にプレイされたカードの合計の半分(端数切捨て)が報酬になる。 ちょっと写真が見づらいのだが、この例だと(黒2+黄3+青0)÷2=$2 アルカポネはラウンドが進むたびに、1つずつ右に移動します。 ゲームの最初に、下記の5枚のカードをよく切っておいて ラウンドごとに1枚めくります。 金の盾及び、銀の盾が描かれているのだが どちらかが3つ出たらそのラウンドでゲーム終了します。 つまり、ゲームは最低3ラウンド、最高でも5ラウンドで決着します。 もちろん最も報酬を稼いだプレイヤーの勝ち。
Alain, Ollier |
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プレイ記
フォルテさん、イズナさん、ツエツキさん、俺の4人プレイ 第1ラウンド、俺の手札はこの5枚 $袋が多いな・・・つーことは必然的に報酬は美味しくないことになっていそうな予感が漂う デトロイト(青)の拳銃は俺の手元にあるので、とりあえずここは100%安全なので ここにキューブを1個だけ置いて様子を窺うことにする。 ちなみに俺の選択した色も青。 イズナさん「今回、まったく美味しくないですね・・」 ま、それでもだんだん街の素性が割れてくるとドカドカとキューブが置かれる。 ちょっといろいろ分散して置きすぎて、あまりうまくない感じ ぐは・・しかもボストン(黄)は病院送りかよ(T_T 第2ラウンドも手札はドル袋ばっかで、こわーいカードのありかが分からず なかなかキューブを置けない。 しかし、それは俺だけじゃない様子。 みんななかなかキューブを置こうとしない。 と、ここでツエツキさん(赤)が動く 灰色のシンシナティの街に大量の赤いキューブが置かれた。 つーことはあの灰色のカードはアレか? やはり、そうだった模様 ・・・メンフィスは・・また病院送り確定(泣 しかし、今回はどうもシカゴのアルカポネが美味しい感じだ 使い捨ての鉄砲玉も駆使して、ここだけは死守しにいく 第2ラウンド終了時の状況 トップは黒のイズナさん、俺はなんとか2位に喰らいついていく しかし、またしても病院送りになってしまったウチの部下 第3ラウンドは、ちょっと面白そうな感じだぞ 怖いカードがかなり固まってきた。 それぞれ2枚目のカードをプレイしたところで、誰1人キューブを置こうとしない 値千金の情報は簡単には出しませんよ(笑 黄色のボストンは牢獄送りは俺が持っているのだが、病院送りがどうなってるのか分からん 青の拳銃と紫の病院送りは、かなりキーのカードなのでギリギリまで引っ張りたいところ ガマン比べだな フォルテさん(黄)が、シカゴに大量のキューブを投入してきた あれは是非とも青の拳銃をラストに出して潰しておきたい ツエツキさん フォルテさん そして俺の3人が3人とも青のカードを最後の1枚に残している状況 フォルテさんが青を最後に残している理由は、もはや明白 しかし、ラストの手番は残しているキューブの多い順なので ツエツキさん⇒フォルテさん⇒俺⇒イズナさんの順番 ということは、青のカードは俺の拳銃が必然的にラストになるw まあ、それはそれとして、イズナさんが残している最後の1枚は茶色 あれが拳銃なのか、ドル袋なのか それによって茶色の街(カンザスシティ)にキューブを置いた方がいいかどうかが決まる 必死に色々考えてみる。。 ここまでのプレイを見ていると、イズナさんは1点突破という感じのプレイスタイルだ。 灰色のシンシナティの街は報酬$3が確定しているので、イズナさんは 今回ここに大量投入してきた。 イズナさんがもっているのが拳銃なら、報酬は$2 逆に持っているのが$2なら、報酬は拳銃(撃ち殺される)になる。 一点突破スタイルのイズナさんにとって、どっちにしても カンザスシティにキューブを置く理由はあまり無いと思われる。 (※シンシナティの$3の方が美味しいので) そう考えるとイズナさん的には、あとはできるだけ他のプレイヤーの収入を減らしたいと思うはず。 そういう中で最後の最後まで茶色のカードを残した理由は・・・ プレイしてしまうと、他のプレイヤーに利してしまうからに他ならない もう答えは明白ですね イズナさんが残しているキューブは鉄砲玉だけなので、もう邪魔される可能性は無い カンザスシティにキューブを1個置くことにする やはり予想通り、イズナさんが残していたのは拳銃でした。 フォルテさん「次のラウンドで終わりです」 トップはイズナさん、微差の2着は俺という状況 この手札でイズナさんを出し抜く策を考える 注目したのは紫(メンフィス)のカード2枚 $2と$3なので、必然的に今回のメンフィスの報酬の内容は$1か病院送り。 もちろんまったく美味しくない。 しかし敢えて$2の方のカードを出しつつ、いの一番に1個メンフィスに置く ※キューブを置いた街と同じ色のカードは、同じ手番内ではプレイできません。 このときはキューブは1手番目、カードは2手番目で置いてます。 残った$3の方は最後まで出すつもりは無し。 要するに、前ラウンドのイズナさんの手札状況を再現しようというわけ。 ただし、最後のカードオープンにして出てくる答えは間逆なんですけどねw ここはなんとしてもイズナさんにミスしてもらう必要があったので罠を張ることにしました。 虎の子の紫$3 そして、負けず劣らず重要な緑の拳銃 なぜなら、イズナさんも緑のカードを残しているから 長考するイズナさん そして、この作戦が実った瞬間 よっしゃ!イズナさんがメンフィスに大量投入してくれた あとは自分の収入だ。ふとまわりを見てみると またしてもフォルテさんもツエツキさんも青のカードを残してる ここまで引っ張る理由はもう、どっちかが拳銃持ってるということ以外は考えづらい デトロイトの報酬は少なくても$3、うまくすれば$4と見て大量投入 結果は、よっしゃー$4! まあ、カンザスシティの方は今回は失敗だったのだけれど^^; イズナさん「うわー、メンフィス美味しくないな・・」 見事イズナさんをまくって、勝利しました!
評価・・・
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ちょっとテーマ性は好みじゃないんだけれど、ゲームとしては最高ですね! 全員に配った手札が少しずつ公開されることによって、だんだん答えが分かるというのは ディヴィナーレ~倫敦の霊媒師やメンバーズオンリーと大体同じシステムを持っている。 でもね、プレイ感は全然違う。 1手の重さ、シビアさ、緊張感、髑髏と薔薇のそれと比較しても決して負けてないほど。 そういうプレイ感を考えると、このテーマ性は個人的な好みじゃないけど ジャストマッチと言うほか無い。 ディヴィナーレ~倫敦の霊媒師も傑作と思ったけど、こっちはこっちで傑作ですね。 素晴らしい! 2012/11/08JohnnyBet ツイート