たっくんのボードゲーム日記

No.366
お邪魔者
Saboteur
プレイ人数:3 - 10
プレイ時間:約30

ルール難易度 普通、特に難しい点は無い
日本語化 不要

金塊を目指して掘り進める(通路カードを置いていく)ゲームです




ゴールカードは3枚あって、そのうちの1枚だけに金塊が隠されています


セットアップでスタートのハシゴカードとゴールカードの間には
カード7枚分のスペースを空けておきます。


でも金塊までたどり着いても、全てのプレイヤーが金塊をもらえるわけではありません。


ラウンドの最初に、各プレイヤー1枚ずつ役割カードを秘密裏に受け取ります。

役割は「金鉱掘り」と「お邪魔者」の2種類で


金鉱堀り:金塊の場所まで開通したら金塊をもらえる

お邪魔者:金塊の場所まで開通することを阻止したら金塊をもらえる


基本的に手番では、通路カードを1枚プレイする(場に置いてハシゴからの通路を作る)のだが


こういう通常の?カードの他に




邪魔目的で使われやすい、行き止まりカードもある




金鉱堀りのプレイヤーは、もちろんゴール目指して掘っていきますが




カードをこんな風に置くプレイヤーは、おそらくはオジャマモノでしょう




自分の利にならない行動をするプレイヤーを見破ることができたら
手番で通路カードを置く代わりにこれらのカードをプレイすることもできます。


これらのカードは、通路カードをプレイさせたくないプレイヤーの前に置きます。

カードの肩に赤い禁止マークが付いています。


3種類ありますが、効果としてはどれも同じで
これらのカードが自分の前に1枚でも置かれている場合は、通路カードを置くことができません。


で、これらのカードに対して再び通路カードを置けるようにできる回復カードもあります。


それぞれ3種類のマークに対応した禁止カードを自分の前から除去できます。

回復カードは一緒に捨て札にします


これらの回復カードは、自分だけではなくて他のプレイヤーに対して使うこともできます。

なので、仲間が困っていたら助けることができます。


回復カードには2種類のマークに対応しているものもあります。


ただし、1枚の回復カードで除去できる禁止カードは1枚だけ。


特殊カードがもう2種類ほどあります


宝の地図は、3枚のゴールカードのうち任意の1枚をこっそり見ることができる。

そして、落石カードはすでに置かれた通路カードを1枚取り除くことができます。


金鉱堀りなら、行き止まりになっているカードを取り除いたりしますが




お邪魔者なら、たぶんすでに完成している通路を分断してしまったりすることでしょう。




■手番でできること

1.手札から、カードを1枚プレイする(プレイしたくない場合はカードを1枚伏せて捨てます)。
(通路カード、もしくは特殊効果カード)

2.山札から1枚補充する



金塊まで通路がつながったら、そのラウンドは金鉱堀りチームの勝利

お宝カードを金鉱堀りのプレイヤーだけで山分けしますが、価値が1~3まであります


通路を完成させたプレイヤーから順にお宝カードの選択権があるので
最後の方はあまり美味しいカードは残りません。

逆に、全てのカードがプレイされても金塊まで開通しなかった場合は
お邪魔者チームの勝利。この場合は、すべてのお邪魔者プレイヤーが一律で
同じ価値のお宝カードをゲットします。


次のラウンドでは、役割カードを配りなおします。

3ラウンドで獲得したお宝カードの合計が最も多いプレイヤーの勝ち。





Moyersoen, Frederic
プレイ記
8人プレイ。俺の役割は、、


お邪魔者か^^;


順調にゴールに向かって伸びていく坑道


いつ阻止に動くか・・



まだ余裕かな




カードを棄て続けて、行き止まりのカードを溜め込む




さすがにそろそろ動いておこう


置く

こんなことをすれば当然、疑惑の眼差しを一身に浴びて



こうなります

まあいい。結果として通路を封殺できればいいんだから、俺がスケープゴートになればそれでOK

他のお邪魔者仲間に全てを委ねる

あとは任せたw


イズナさん「落石使います」



やばい、せっかく置いた行き止まりカードが取り除かれてしまった・・




でも金塊は一番手前のところにあった


落石は結果としてあんまり意味無かったかな

第1ラウンド、お邪魔者チーム成す術なく完敗



第2ラウンド


役割はまたしてもお邪魔者


基本的に行き止まりカードを置いてしまうと、あっという間にマークされるので


今回は第1ラウンドよりも、ここぞというタイミングを狙っていくことにする



しかし、ちょっと引っ張りすぎたか


もう開通してしまう。。


イズナさん「落石です」

金鉱堀りチーム(と思われる人たち)「えーーー」


おお、今回イズナさんは仲間だったw

まさに起死回生

イズナさん「いやー、なんかここ邪魔かな?って思ってw」


そのイズナさんを支援すれば、やはりこういうカードが目の前に置かれる


しかしもうなりふり構っていられない


が、、金鉱堀りチームにまたしても突破されてしまった。


うーん、お邪魔者難しいな


最終第3ラウンドは、初めての金鉱堀りチーム

しかし・・・


今回は、お邪魔者チームに見事なまでに封殺されてしまった感じ



今回も金鉱掘りチームは落石で突破!









でも獲得できた金塊は・・


これだけ。負け。



評価・・・

※評価の基準についてはこちら
面白いには面白いんだけど

ちょっとお邪魔者チームは難易度が高いかな?

ついでに言うと、金鉱掘りよりもお邪魔者の方がやってて面白かった。
ちょっと人狼っぽいゲームなのかもな。

レジスタンスあたりとちょっと似てるところがある。

でもシビアさは無いので緩々と楽しめる、お気楽パーティゲーってところかな。
というのは、お邪魔者か金鉱掘りかはラウンドの途中でバレるべくしてバレるので
人狼みたいに、なんとしても隠し通さなきゃいけない性質のものじゃないから。


ただし気軽に楽しめる分、だれが犯人(お邪魔者)なのか見破る楽しさも薄めなので
金鉱掘りチームは、手札によっては淡々とした作業になってしまうこともけっこうあったので
そのへんも、悪い部分でレジスタンスと似てる・・

逆にお邪魔者の方は、どこで仕掛けるか?を探る面白さがある上に
仲間の人数も少ないので、明らかに金鉱堀りチームよりも自分の意思決定がゲームに与える影響が大きくて面白い。

ただ手札によってはどうにも打つ手が無いこともしばしばあったので、どうなんだろうなー・・
そういうもどかしさは、どちらのチームも抱えている問題点という気がする。


うーん、ちょっと煮詰めきれてない感じ。

最初のセットアップ(梯子とゴールの間にカード7枚分のスペースを作るやつ)もあまりスマートではないし
宝の地図でゴールカードが一時的に取られたとき、置く位置がずれてしまったり
プレイアビリティもそれほど良いとは言えないように思う。


2013/04/21


JohnnyBet



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