No.450
パッチワーク
Patchwork
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プレイ人数:2人
プレイ時間:約30分
プレイ時間:約30分
ルール難易度 ルールは比較的簡単
日本語化 不要
個人ボードにパッチタイルをうまくできるだけ隙間を作らないように埋めていくゲームです。 ゲーム終了時、空いているマスは1マスにつきマイナス2点になってしまいます。 パッチタイルはお金(ボタン)を払って購入します。 それと、ボタンはゲーム終了時に1つにつき1点になります。 個人ボード以外に共有の時間ボードというのがあって、それぞれのプレイヤーのコマをスタートの位置(赤丸で囲われているマス)に置きます。 これらのコマは手番で何かアクションをすると中心に向かって進んでいきます。 両方のコマが中心のマスに到達したらゲーム終了です。 ただ、、手番は1回ずつ順番に回ってくるわけではなく 後ろのマス(スタートに近いマス)にコマを置いているプレイヤーがアクションを実行します つまり、1人のプレイヤーが連続で手番をやったりということが起きます 同じマスにコマが進んだ場合は、後から入ったコマを上に置きます。 で、そういう場合は上に置かれたコマの持ち主が手番を行います。 ちなみに裏面もあってこっちを使うこともできますが、単にイラストが異なるだけとなっています。 どちらの面も、ところどころにボタンと四角いパッチのアイコンが描かれていますが これらのアイコンを通過すると・・
ボタン | : | 収入(ボタン)が貰える |
四角いパッチ | : | 1マス分のパッチタイルを貰える |
Rosenberg, Uwe |
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プレイ記
ストゥさんと対戦 ※写真だとポーンの初期位置がちょっと間違ってますが、このあときちんと置き直してます。 とりあえず、このへん取っておくか。 4つ進めて・・と それを見ていたストゥさん、4マス進めて4ボタンゲット あ、そっちの方が良かったか。、 7ボタン払っても、収入が2ボタンも付いてるんだよなそれ。 大きくて安いパッチを取ったけど、でもこれだと収入がなかなか増えない。 ん〜〜〜・・ 収入が入ってきた やっぱボタンが多少付いてるのを取ろう なんとかこれで5ボタンの収入を確保 やべぇ、ストゥさんのはボタンたくさん付いてる 9ボタンの収入があるのか しかし、空きマスを作ってしまうとそれはそれで1マスにつきマイナス2点なので なんとかマイナスを出来るだけ減らす方向で対抗したいのだが・・ 気がつけばもう終盤 空きマスの状況ではリード出来てるかな 一方こちらの状況 残ったパッチの形を見渡してみると、ちと失敗した感じ 結果、13ボタン−5空きマス×2=3点 一方のストゥさん 空きマスをかなり追い上げられ、こうなると持ちボタンの差で完全に負けてるので。 完敗。
プレイ記2
イズナさんと対戦 とりあえずこんなもんか 難しい形のタイルを取るイズナさん 「多少形が悪くても端の方から埋めていった方が良い気がしますね」 一方の、、行儀よく収まってる感じだけどマス数が稼げてないのがちとまずい感じ 付いてるボタンも少ないし やはり序盤は収入確保が大事 しかし、未だ3ボタンの収入しかない。やばいな。 イズナさんの方は、んー、割とボタン付いてるな・・ またボタン付きか イズナさん「うーん、こっちがいいかなぁ」 端から綺麗に埋められてるところだけはいいんだけど でもなんとか5ボタンの収入を確保 イズナさんは6ボタン、まだ負けてる とはいえ、そろそろ空きマスを埋められる大きいタイルも欲しいところ 2ボタンで7マス埋められるコイツかな 7×7マスのボーナス、取られそう・・ 少々高いが、マス数多く、形も良く、ボタンが3つ付いてるこれを選択 やっと収入8ボタン 長いのを取って パッチで埋める 負けそう・・ できるだけでかいのを・ でももうおしまい 17−9マスの空き×2= マイナス1点 イズナさんの結果 空きマスは俺より多いけど、持ち金の差がありすぎ。 負け
評価・・・
※評価の基準についてはこちら
これは良いですね!かなり面白い。 パッチを配置するところはウボンゴ、空きマスがマイナス点になるというのはザックンパック、手番順の決まり方はグレンモアやテーベの東、パッチの取り方は、古代ローマの新しいゲーム - 歴史の糸車と、細かい要素を1つ1つ見ていくと 往年の名作を参考にしてるんじゃないかな?というのがあちこちに見られますね。 で、さらにパッチタイルは単純に取るんじゃなくてお金を払って購入という形式を取ったこと、そしてそれが最終的な勝利点にもつながっていること もう色んなジレンマや楽しさが複雑に絡み合ってて、これ1つでいろいろ楽しめます。 しかも単に要素を付け足したというんじゃなくて、全体としてしっかりと纏まったシステムに仕上がっており、決してごちゃっとしてない。 むしろキレがあるなぁと思ってしまうほど。 パッチタイルの初期配置にもよると思うのだけれど、序盤は多少無理してでもなるべく早くポタン2つとかできれば3つくらい収入として確保しないとツライかな〜? まあ、このあたりは対戦相手の出方次第というのもあるかとは思うんだけど、序盤の選択肢の1つとして頭の中に入れとく必要はありそう。 ウボンゴ的やザックンパックのパズルライクな楽しさと、リソースマネジメント的な楽しさの非常にうまい融合というか いろんな良い要素がうまく組み合わされて、それこそ綺麗なシステムのパッチワークになってるような気がした。 パーツ1つ1つがいかに良いものであっても、うまく噛み合ってないと駄作になってしまう。 この作品はそういうのが一切感じられない。 個人ボードを持つタイプのパズル系ゲームってどうしてもソロプレイっぽい感じになっちゃうことが多いと思うけど このゲームの場合は十分なインタラクションがある。 そういう良さをスムーズに導入できているという部分で見ても優れてる。 お金がボタンというのもユニークでテーマに沿ってて良いですねー。 セットアップが若干面倒(パッチタイルを円形に並べるのが)なのと、テーブルスペースが意外と必要なところを除けば 他に気になったところはほとんど無い。 これは長いこと楽しめそう。2人プレイなら、ウボンゴに飽きたらこっちをやってみるというのも良さそうですね。 2015/01/18 ■追記 やっぱ良く出来てるなコレ。 このところの新作ゲームは安心して遊べる質で安定している一方、「これは!」って思えるものがなかなか見つけられないのだけれども、そんな中この作品の完成度は少なくとも頭1つ分くらいは抜けてますね。 もう結構な回数遊んだけれど、これからも定期的に出して遊びたいゲーム。 テーマ性も優れてるし、長く遊び続けられる作品の1つになっていくような気がします。 アブルクセンとともに。 2015/07/11JohnnyBet ツイート