たっくんのボードゲーム日記

No.307
マイス
Mythe
プレイ人数:2 - 5
プレイ時間:約20

ルール難易度 簡単な部類に入る
日本語化 日本語版です

すごろくやさんから発売になった小箱のゲームです。

ボードはかなり小さめなんだけれど、飛び出す絵本みたいに開くと立体的な城や火山が出てきます。




ここは竜魔王の城。お姫様が捕らわれています。


お姫様を助け出したプレイヤーがゲームに勝利します。


プレイヤーは勇者となって、左下の村からスタートして竜魔王の城を目指します。




コマを進めるにはカードが必要です。


カードには数字が書いてあって、これで進めるマス数が決まるのだが


数字の大きい伝説のアイテムカード。


これらのカードには、ちょっと特別な効果があります(後述)


それ以外のカードにも文章が書いてあるのだが、ゲームシステムには関係なし。


重要なのは数字のみ




しかしドクロマークのカードもあって、これらのカードは手番を即終了にさせてしまう。




具体的なゲームの流れは、まずカードを良くシャッフルして配ります。


手番では、カードを使ってコマを進めるのだが

自分の手札をプレイするのではなく

ババ抜きのように他のプレイヤーからカードを引きます



誰の手札から引いても良く、また何枚引くかも基本的に自由


これでいいと思ったらストップします。


カードの数字の合計だけ進めるのだが、マス数ではなくて
マスに描かれている白いポッチの数が進めることのできる数になる。


合計が3なら


ポッチ3つ分進めます




しかし、他のプレイヤーのコマがいるマスのポッチは数えなくて良いので


この状況なら数字2で、スタート地点からここまで進める。


ただし、前述したドクロ。


これを引いてしまったら、コマは一切進められずそこで手番は強制終了。


引いたカードは自分も含めて全プレイヤーに配ります。
このとき配る枚数はプレイヤーごとに均等でなくて良いし、全部自分で持ったままにしてもいい。

※基本ルールではプレイしたカードと手札すべてをカード分配の対象にしますが
 上級ルールではプレイしたカードだけ配りなおします。

※それと、基本ルールでは次の手番のプレイヤーには配ることができない


たとえば、プレイされたカードが1と2の2枚だったとすると
数字の合計は3なので、ポッチ3つ分進めた後、その2枚を配ります。(上級ルールの場合)

Aさんに1枚、自分に1枚とか。



そんな感じでコマを進めていって

そろそろ竜魔王のマスに届くかなと思ったら




手札から、伝説のアイテムカードのうち1枚をプレイします。


これをしないと、竜魔王のマスには入れない。

ただし、コマを進めるために手札からプレイしたカードを使うことはできません。


伝説のカードを手札から出した上で、竜魔王のマスに入れれば
みごと倒すことができてお姫様を救い出せます。

と同時にゲームに勝利します。





プレイ記
相棒と対戦




げ、いきなりドクロを引いてしまった。


幸先が悪い。。


手札はこんな感じ




うーん、場から引いてみる


※2人プレイの場合、ノンプレイヤーのカードを場に伏せておいて
 カードを引くとき、ここから引いてもOK



しかし、、


げー、またドクロ。ぜんぜん進めん。


相棒「じゃ、わたしこれで1マス進む」




しかし、次の俺の手番


やったー、伝説の剣!

3つ進めるぞ


一気にここまで進める俺の青勇者。




手札にドクロがなくなったところで、ふと気付く。


もしこの状態がバレたら、手札全部引かれて大量に進められてしまうな・・


ここは数字が3以下ぐらいなら、もっと引いてドクロを仕入れておいた方がいいかも




結局そうなった




その後、相棒の手札を全部引いてみたものの


ゼロばっか



つーことは、場札に良いカードが固まってるわけで


よっしゃ


うー、やばい、、またしてもドクロが手札にない。




みっちーが起きてきたので、相棒の代わりにカードを引かせてみると




相棒「やったぁ、みっちゃん最高!」


むーーーーー


そろそろ大詰め




ハンドパワーでカードの気を・・感じ取れず




俺「よし、竜魔王に挑戦する!」




そして相棒の手札から3のカードを引き当てることに成功


そんなにでかい数じゃなくてよかったんだけどな^^;


無事、お姫様を救出できました




評価・・・

※評価の基準についてはこちら
なかなか面白いジレンマがあるなぁ。

ドクロのカードは全てのありかがバレてしまうとかなりマズイので
そういう事態を避けるために、敢えてドクロが出るまで引くという選択肢もあるのが面白い。

システム的にもプレイ感的にも、かなりババ抜きに近いんだけれど
そういうちょっとしたひとひねりが効いてて、意外と思考の濃度が高いように思った。

けど、そんなにシビアさは無い。
ほどほどの読みで十分ゲームになると思う。

ただ一応2人プレイ用のルールも付いてるんだけど、これはやっぱ多人数向きだと思う。

特にノンプレイヤーのカードシャッフルが若干面倒に感じた。

なので、多人数プレイやったら評価が変わる可能性はありそう。


それにしてもコンポーネントが良く出来てる、というか品質が高い。
特にカードの質が圧巻。

これはもしかしたら、チケライのカードを上回る質かもしれない。
触感もさることながら、適度な厚みがあって手に取ってみると非常にしっくりくる。


飛び出す絵の仕掛けのボードなんかも、サイズは小さいんだけど
こういうのは子供たちに喜ばれそう。

ウチのみっちーは、カードの方に食いついてたけどw



さすがにまだアマゾンには並んでないみたいだけれど、すごろくやさんのサイトから購入できます。

2012/09/06


JohnnyBet



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