たっくんのボードゲーム日記

No.164
アロザ殺人事件
Mord im Arosa
プレイ人数:2 - 6
プレイ時間:約20

ルール難易度 簡単な部類に入る
日本語化 不要



このゲームを象徴するようなコンポーネント。ホテルです。



ここを舞台に起きる殺人事件で容疑者にならないようにするのがゲームの目的。

ホテルは1階層ずつ分けられるようになっていて、真ん中に四角い穴が開いている。




んで、一番上からコマを放り込む。



このとき、よく耳をすまして何階にコマが落ちたのかを予測する。
これが、このゲームのほぼすべてと言っていいと思う。

ま、こんな感じになるわけですな。



赤いコマ2つが、殺人事件の被害者。



そして、各プレイヤーに配られるのが20個のコマ。
これが殺人事件の証拠品、という設定。


まずゲームの一番最初に、被害者コマを2つ投入する。



説明書によると、一番最近ナイフを握った人がやるらしい(笑

被害者を入れたらゲームスタート

まず、順番に2個ずつ自分の証拠品コマを入れる
全員入れ終わったら、被害者を探します。 被害者コマがあると思う階を持ち上げて確認します。 もし被害者がいなかったら 自分の証拠品コマを追加で1つ投入しなければならない。 みごと、被害者を発見できたら 被害者コマを、調査表ボードの該当する階に移動します。 このとき、一緒に証拠品が見つけられたプレイヤーは 発見された自分の証拠品コマと同じ数だけ 自分のストックから調査表ボードに証拠品コマを置きます。 被害者を発見できてもできなくても、開けられたフロアにあった証拠品コマは ホテルを元に戻した後、投入しなおします。 被害者が2人とも発見されたら次のフェイズに移ります。 被害者コマが発見されたフロアが、今回の殺人事件現場ということになり 最終的に現場に、もっとも多くの証拠品を残してしまったプレイヤーが犯人となり負けになります。 具体的には、証拠品コマ1つにつき
被害者と同じフロア 3疑惑ポイント
被害者の隣のフロア 2疑惑ポイント
それ以外のフロア 1疑惑ポイント
こんな感じで計算します。 さて、被害者2人が発見された以降の手番では 1.他のプレイヤーに疑いをかける 2.自分の疑いを晴らす このどちらかを選択(宣言)します。 まず、他のプレイヤーに疑いをかける場合は、 疑うプレイヤーを1人、もしくは複数人、指名します。 で、指名したプレイヤーの証拠品があると思う階を開ける。 指名されたプレイヤーで、証拠品を見つけられた場合は 証拠品の数だけ、調査表ボードの対応する階にコマを置かなければならない。 ※証拠品を見つけられても、指名されていなければ  調査表にコマを置かなくて良い。 逆に、指名したけれど証拠品を見つけられなかった場合は 発見できなかったプレイヤー1人につき1個、自分のストックから証拠品を投入しなければならない。 次に、自分の疑いを晴らすことにした場合。 自分の証拠品コマがあると思う階を開けます。 自分の証拠品があったら、その数だけ調査表から該当する階の証拠品を 自分のストックに戻すことができます。 もし自分の証拠品を見つけられなかったら、証拠品を追加で1個投入しなければならない。 いずれの場合も、開けた階にあった証拠品コマは全て ホテルを元通りにしたあと投入しなおします。 1人のプレイヤーの証拠品が10個、調査表の上に並ぶか ストックの証拠品がなくなったらゲーム終了。 先の表の通りに疑惑ポイントを計算して、最もポイントの少ないプレイヤーの勝ち。
Zucchini, Alessandro
プレイ記


相棒と対戦。



コマは相棒が白で俺が黒。
なんかこの時点で犯人は決まっちゃってるような気がするんだけど(笑

とりあえず、お互い2個ずつ投入~

カラカラカラカラ・・・カタン♪

相棒&俺「あ・・・」

なにか、あきらかに紙にぶつかったのとは違う音。。




やっぱりね。。

でも、捜査官たっくんもがんばって被害者とついでに相棒の証拠品を一発で発見!




第一フェーズ終了時、被害者は0階と6階。




俺「疑いかける!あ、くそ無い・・」



相棒「はい、1個投入して~♪」


次のターン、よっしゃ5階で2つも見つけたぞ




しかし、1番下まで落ちるとテーブルとぶつかる音がしてバレバレであるので



相棒「疑いかける。1番下開けて」

(泣

結果、ぼろ負け。



俺「ちょっとこれ、下になにか敷いたほうがいいよ」

相棒「じゃ、そのタオル」

テストしてみる、、うむ少なくとも何も敷かないよりは断然いい。


タオルをホテルの下に敷いて再戦



カラカラカラ・・

相棒「被害者見つけた!」



俺もあっさり見つけて、証拠品ゼロで第2フェーズ突入。



相棒「疑いかける」



相棒「かけるよ」



ガンガン俺の証拠を掴まれていく・・


相棒「疑う」



ギャー、3つも発見されたよ・・・


やっぱりぼろ負け



俺「なんで俺、こんなに弱いんだろ・・」

相棒「耳が悪いんじゃない?」



評価・・・

※評価の基準についてはこちら
このゲームが初めてではなかったと思うけれど、耳を使ったゲームというのは
なかなか珍しくて面白い。
コンポーネントが非常にコンパクトで、ルールもかなりシンプルな上に
短時間で終わるのでこういうのはパーティゲームにいいと思う。
とくにこのコンパクトさで場所をあまり選ばないゲームというのは結構貴重。

ただ、当然うるさい場所ではプレイできない。
あと、プレイ記にもちょっと書いたが下に厚手のタオルかなんかを敷いた方がいい
ホテルをテーブルの上に直に置いてしまうと、コマが1番下まで落ちたとき
あきらかに分かってしまう。

しかし意外とどこまで落ちたか分からないもんで、2度3度と開けても
被害者や証拠品がみつからないこともままある。
なかなか確信をもって開けることは難しく、大体このへんかな・・・
で、見つかったらラッキーという感じが強い。

しかし、相棒は耳がいいのか割と的確に当てていたので
まんざら運武天武のゲームというわけでもなさそうだ。

あと、証拠品コマが落ちた場所が誰の耳にも明らかな場合
他のプレイヤーに疑いをかけられないために、その証拠品を回収しにいくなど
意外と考えどころもある。

落ちた場所はあきらかだけど、被害者の階とは遠いから
敢えてほっておくとかね。

なによりこういうギミックはそれだけで面白いねぇ。

相棒「これ、簡単。だいたいどの階に落ちたか分かるよ」

ふーん。。。


JohnnyBet



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