No.477
ルッカチッタ
Lucca Citta
|
|
プレイ人数:3 - 5人
プレイ時間:約30分
プレイ時間:約30分
ルール難易度 微妙にややこしい
日本語化 不要
各プレイヤーは大小の紋章が描かれた2枚のカードを受け取ります。 紋章は5種類。ゆえに5人までプレイ可能。 このゲームは建物を建てて、完成させて、開店させて勝利点を稼ぐのだが 小さい方の紋章が描かれたカードが重要で、このカードを自分の前に表にして置きます。 こんな感じで3つのエリアに区分けがされる。 この後、建物カードというのが出てくるのだが その建物を、建設エリアで建てて、完成したら完成エリアに移動する。 そして、完成エリアから開店エリアに移動して、開店という流れになる。 建物が完成したとき、開店したとき、それぞれ勝利点がもらえます。 それで建物カードというのがこれ。 色々な色があるのだが、それ以外の要素として 城壁の補強マーク、窓、番地の3つがある。 建設エリアに同じ色のカードを一定枚数以上置くとその建物は完成する 3人プレイ・・・5枚 4人プレイ・・・4枚 5人プレイ・・・3枚 3人プレイなら、こんな感じで5枚同じ色が並んだらこの建物は完成して カードをまとめて完成エリアに移動します。 このとき、窓の数だけ勝利点がもらえる つまり、5枚のカードの内訳がこうだったとすると 窓は全部で9個なので9点となる。 さて、各ラウンドの最初に建物カード3枚セットを、プレイ人数+1つくって場に並べます。 つまり3人プレイなら、写真のように4セットつくる。 で、この3枚セットを順番に獲得して自分の建設エリアに置いていくのだが 建設エリアに置いている建物カードの城壁マーカーの数が 多いプレイヤーから順にセットを獲得できる。 このプレイヤーは城壁6個 隣のプレイヤーは、、、5個 その他のプレイヤーも5個以下だったとすると このプレイヤーは一番最初にカードセットを選ぶ権利がある。 というわけで、好きなカードセットを獲得する。 獲得したら基本的に建設エリアに置いて建設するのだが 城壁にしたり、捨て札にしたりすることもできる。(後述)建物を建てる時に1つルールがあって 1人のプレイヤーは同じ色の建物を2つ作ることはできない。完成エリアに置いてある建物は開店エリアに移すことができます。 もちろん完成した建物が無ければ、これはできない。 建物を開店させると、ここでも勝利点がもらえます。 点数は、 ・他のプレイヤーの建設エリアにある同色の建物カード1枚につき1点 ・他のプレイヤーの完成エリアにある同色の建物1つ(カード枚数ではない)につき2点 つまり、黄土色の建物を開店させたとき、他のプレイヤーの状況がこうだったとする。 左のプレイヤーは黄土色の建物カードを建設エリアに3枚 右のプレイヤーは完成エリアに1つ置いている なので合計5点もらえるということ。 ▪️自分の番が来たら 1.完成エリアに建物がある場合は、それを開店エリアに移動させる。(任意なのでやらなくてもいい) 2.場のカードセットを1つ選んで、それらのカードを1枚ずつ建設エリアや完成エリアに置く。(こっちは必須) ・建物カードを建設エリアに置く ・建物カードを裏返して、城壁カードとして完成エリアに置く ・塔カードの場合は、完成エリアに置く ・出したくないカードは捨て札にします。 城壁は、建物カードを裏返すと城壁になります。 塔も城壁も、建設エリアには置かずにいきなり完成エリアに置きます。 塔と城壁はゲームの最後に勝利点にすることができます。 全員が1手番ずつやったら1ラウンド終了 次のラウンドが始まる前に、最初と同じように場に必要なカードセットを並べます。 以下のラウンド数を行ったらゲーム終了です。 3人プレイ・・・7ラウンド 4人プレイ・・・6ラウンド 5人プレイ・・・5ラウンドすべてのラウンドが終わった直後に、完成エリアにあるすべての建物を開店エリアに移動させて勝利点をもらいます。 ※この時の順番も各ラウンドの開始時と同じように建設エリアに置かれている建物カードの城壁マーカーの数で決めます
ゲーム終了後、城壁と塔によるボーナス得点の計算をします。 塔カード、城壁カード1枚に対して、開店エリアにある建物1つにつき1点になる。 つまり 開店エリアに建物3つ、完成エリアに塔と城壁が合わせて2つあったとすると 3×2=6点になる ただし城壁は1枚につき、建設エリアの城壁補強マーク2つが必要で1つでも足りないとこのボーナスは0点になってしまう。 ※塔は補強マークを必要としないが、城壁で0点になってしまうと塔でのボーナス獲得も0になってしまう 最後に、建設エリアと開店エリアに置かれている 見えている番地を調べて、最も大きい数字を持っているプレイヤーは+3点。 最も小さい数字を持っているプレイヤーは-3点になります。
Zucchini, Alessandro |
---|
プレイ記
4人プレイ 最初の4枚 赤が2枚あるから、これ置いとくか 赤3枚。とっとと完成させたい。 赤が場に出回ってるうちに開店させたい 窓の多いカードは城壁の補強マーク(盾)が少ないので、窓重視でいくとどうしても手番順が後になる。 けど、着実に窓で稼げるから決して悪くはない。 あとは開店のタイミングを見計らう・・・ 赤と青を開店させて、両方で7点。まずまずか。 盾が8つあるから城壁4枚までいける。それと塔があるから5×3=15点 トータル44点まで伸びたけど、usalapbitさんが50点越えで勝利!
評価・・・
※評価の基準についてはこちら
ずいぶん前に買って、棚の奥にしまいっぱなしだったのだけれどようやくプレイできました。
ルールを整理する意味でも紹介記事だけは購入直後に書いておいたのだけれど
複数箇所ミスっていたのを教えていただき、改めてルールを読み直してなんとかという感じでした。
ある程度、咀嚼できてしまえば割とスムーズに遊べる上、プレイ時間も短め。
加えて一定レベル以上の良いジレンマと楽しさがある隠れた良作。
若干ややこしいルールがハードルを高くしてしまっている感はあるけれど、少し頑張って遊んでみる価値がある1作と思う。
カードのデザインも綺麗で質感もいい感じ。
難点をまとめると
・ルールが少々ややこしい
・ある程度テーブルスペースが必要
・手番順を調べたり、カードを並べる作業がプレイ時間の割に煩雑かな
といったところ
得点を得る手段がいくつかあるので、何を重視するかで戦略が変わってくると思う。
ちょっと場にならぶカードの運が強めかもしれない印象があるにはあるけど、戦略である程度はカバーできるようにも思う。
その辺はまだたぶんあまり良く分かってないかな、、言い方を変えると、2〜3回のプレイでは見極めきれない奥の深さがあるんじゃないかなと。
4人プレイだと、最初の2枚+3枚×6ラウンドなので、全部で1人20枚。
その20枚のカードの振り分け方を考えるゲームとも言える。
使えるカードの総数が同じになるので、開店時にもらえる点数以外では差がつきにくいのかなー・・
となると、開店のタイミングを窺うゲームというのが本質となってきそうな気がしたのだけれど
正直、そのへんはもうちょっとやってみないとわからない。
カードゲームの割にはちょっとめんどくさいところが色々あるけど、面白さは安心感があるレベル。
そんな感じがしました。
2015/05/26
JohnnyBet
ツイート