たっくんのボードゲーム日記

No.175
チーキーモンキー
Cheeky Monkey
プレイ人数:2 - 6
プレイ時間:約20

ルール難易度 簡単な部類に入る
日本語化 不要



たくさんのトークンです。



トークンは8種類。しかしそれぞれ枚数が違っていて



一番少ないのはゾウの3枚で、最多はサル(チーキーモンキー)の10枚

このトークンをできるだけたくさん集めるのがゲームの目的なのだが
トークンに対応した8枚のタイルがあって、種類ごとに最多の枚数を集めた人がもらえる。



タイルには数字が書いてあって、これが得点であり同時にトークンの枚数になっている。
つまりサルのタイルは10点、しかしトークンも10個あるので集めるのは大変。

8枚のタイルはテーブルの真ん中に、トークンは巾着袋に入れておく。




手番では、巾着袋からトークンを1枚引く。



何枚引いてもいいのだが




同じ絵のトークンを引いてしまったら手番は強制終了。



引いたトークンを全部、巾着袋に戻さなくてはならない。


なので適当なところでストップすれば、引いたトークンを獲得できる。

引いたトークンを好きな順番で積んで山にします。



このとき、トークンの山の一番上が全員に良く見えるように置きます。


理由は

手番中引いたトークンと同じ絵のトークンを、山の一番上にしているプレイヤーがいたら



それをもらうことができる。このときその下のトークンも同じ絵ならまとめて強奪できて
違う絵が出てくるまでまとめて奪うことができる。



つまり、枚数の多いトークンを一番上にしていると奪われやすいということ。
逆に枚数の少ないゾウやセイウチなどを一番上にしておけばガードになる。


しかし、一番枚数の多いサル。こいつだけは特殊能力を持っていて



これを引いたら、他のプレイヤーのトークン山の一番上と交換することができる。

たとえば、他のプレイヤーのうちの1人の山の一番上がイノシシで
これを剥ぎ取りたいとする。



サルのトークンを引いたら、こんな感じで交換してしまえる。




で、ストップすることにしたらそれまでに引いたトークンを自分の山の上に
好きな順番で重ねることができるのだが



山のトークンは順番入れ替え不可

基本的に、新しく引いたトークンを既存の山の上に積むことしかできない。


しかし1つ例外があって、新しいトークンが全部同じ場合は




まとめて山の下に潜り込ませて保護することができる。



トークンは最終的に1枚1点。
獲得したタイルは、書かれている数字がそのまま得点になる。

もちろん、最も多く得点を獲得した人の勝ち。





Knizia, Reiner
プレイ記



エースくんと相棒と俺の3人プレイ



相棒の手番からスタート


しかし、あっさりモンキーが被ってバースト。



俺「ハイ戻して~」

モンキー、ハイエナ、イノシシと枚数の多いのばっか引いたんだから
やめときゃいいものを・・・


エースくんは3枚目でハイエナを引いたところでストップ



ま、ちょっと弱気な気もするけどそんなもんでもいいのかも。


さあ、俺の手番!

1枚目を引く。



おお、セイウチ!4枚しかないやつだ、引きがいいぞ。

当然のごとく、もう1枚引く。


■結果



なにぃ!信じられん・・

ピンポイントで2枚連続で引くかぁ?


その後も、かぶりまくる俺。



エースくん「たっくんさん、神がかり的な引きしますねーww」


目下、エースくんがトップ目




よし、ハイエナ、カンガルーあたりが被りそうなのでストップ




相棒とエースくんの山から剥ぎ取りまくる。




だいぶ溜まってきたぞ




相棒「あー、かぶったー」




終盤戦、チップの枚数が少なくなってきた上に
バーストで戻されるので残りの内訳は明らか。




俺と相棒はボーナスタイルなし



エースくんがチーキーモンキー含む3枚を獲得して圧勝。

今回は引き負けたって感じ。



評価・・・

※評価の基準についてはこちら
いや面白いねぇ。評価Bにしたけど、Bの中でも上って感じ。
Aには若干届かなかったかなというところ。

でも面白い。サイコロをチップの引きに置き換えたヘックメック
というのがしっくりくる。

チップを重ねてガードするとか、続けるかやめるかのジレンマとか
他人のチップを奪えるとか色々似てる点は多い。

しかし、特に多人数ならチーキーモンキーの方がいいかな。
その最大の理由は、ゲームの収束性。
ヘックメックの場合は少人数の場合はそれほどでもないのだが
若干、ゲームが冗長に感じることがある。
その点、チーキーモンキーの場合はゲームが締まっている気がする。

このピシャッと終わる感じはプレイしてて心地いい。

総合的に見てヘックメックよりちょっと上という感じがする。
ちなみに相棒はヘックメックの方が上らしいが。。

こうなるともう好みの問題かな。
どっちも良く出来てるし面白い、、けど、なんとなくだけど
サイコロ振るよりもチップを袋から引く方が、ドキドキ感があって好きかな。

くじ引きのワクワク感に似てると言ってもいいかもしれない。

付属の袋もかなりしっかりしたつくりでチープさが無いのもいい。
このコンポーネントの出来の良さはメーカーの気合の入れようを感じる。

たぶん大人数でやってもすごく面白いと思う。
パーティゲーム向け。

でも逆に2人で楽しむならヘックメックの方がいいのかもしれないなー。


JohnnyBet



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